2010年7月28日水曜日

紙に書くととりとめがない。

ちょっと前、
ブログになんかネガティブなこと書いたけど、
紙の日記を1年ぶりに開いて、
とりとめのないことを書いてすっきりした。

紙っていいな、
書き進めるうちに
なんか書きたいことがどんどんずれていって。
そして、ブログと違ってあんま書き直せない。

ずれというのは、言い換えれば、変化だ。
書くことで俺は、ずれてぶれて、変わっていける。
気持ちとか言いたいこととかが、
どんどん変わっていく。


それって、人生そのものじゃない?

紙に残ったずれの中に、
俺の過去と未来がある。
明日も、とりとめなく生きていこう。

2010年7月26日月曜日

ラブ・パレード

7月24日にドイツ西部のデュイスブルクで行なわれた、
欧州最大のテクノイベント「Love Parade」。
容量オーバーの会場で、観客が押し寄せて19人が死亡した。


このイベントは、
YoutubeとかUstreamでも中継されていて、
俺もUstreamでちらっと見ていた。
けっこういい音を出してた気がする。

そのライブカムの向こうで、
その音楽の後ろで、
人が死んでいたという事実に動揺してしまう。


↓このページに証言がいっぱい書いてあって、
BBC News - Eyewitness accounts: Duisburg stampede

和訳とかあんま正確じゃないけど、
上の記事からの抜粋です。


"The people couldn't get any air. I saw the dead there. One person was completely pale and I wanted to give him some water but a medic said that wouldn't help him - he was already gone."
(みんなぜんぜん息を吸えなかった。死んでいる人を見た。ある人はまったく生気がなくて、私は彼に水をあげようとしたけど、救助隊にムダだと言われた。もう死んでる、って。)


"...we saw that the first people were already lying on the ground.

Others climbed up the walls and tried somehow to get into the grounds from the side, and the people in the crowd that moved up simply ran over those who were lying on the ground."
(一番先頭(の列)の人はもう地面に倒れていた。
他の人たちは、壁を登ってどうにかして横から会場に入ろうとした。そうやって登っていった人は、倒れてる人を踏みつけていったんだ。)


"I was lucky. I found a hole to escape through but two women were killed right next to me."
(私はたまたま助かったの。逃げるためのすきまを見つけて。でも私の隣で2人の女性が死んだわ。)



ほんとひどい。
まるで戦争の話を聞いてるみたい。

人間ってひどいことするな。
なんかすごく暗い気分になる。




でも朝起きて、
↓この映像を見て、一瞬泣きそうになった。



みんな手を取り合っている姿。

これだけの人が死んでしまったけど、
助け合う心が死んでしまったわけじゃない。
それだけが、救いだ。

なんかそれにほっと安心する。
安心していいのかわからないけど。


亡くなった方のご冥福をお祈りします。

2010年7月24日土曜日

くさっても

タイに行くことにしました。

でももうこんな時期だから安いチケット残ってなくて、高い。
高いけど、でまここで予約しなかったらまた悩む。
と思って予約したけど、
もっと安いのあったんじゃないかな、とか、
ほんとに行っていいのかな、とか、
やっぱり悩む。

悩むときは、何をしたって悩む。

悩まなかったら今度は逆に、
「こんな重大なことに悩まない俺っていいん??」
と、悩むことになる。
実際、今もひとつ悩んでるのはこれ系。


なんていうか、
悩んでるときのほうが逆に安心するみたいな。
心の貧乏性的な。

まあ悩みつつもちっちゃな一歩を踏み出したので、
タイで調査をがんばります。
タイについて詳しい人、教えてね!

2010年7月19日月曜日

ふぁみま






なんとあのワンフレーズでこんなことできるの??
すげー。
なんかファミマというより、もはや、
別の世界に入店してしまった的な。

最近、Electribeが欲しくてたまらない。
赤い方。
めっちゃ高いけど、買いたい。。

2010年7月14日水曜日

NODA MAP「ザ・キャラクター」

一念発起して、野田秀樹を観てきた。
せっかく東京に出てきたからには、的な。
でも、なんで全国公演しないんやろう。。

(以下、ネタバレが怖い人は読まないでね)

なんかツイッターをみてると、
「すごかった」という感想が多かったけど、
まさにその言葉が相応しかった。

書道系(?)カルト教団に入信した弟を取り返そうと姉が教団に潜入する、という話。
野田秀樹らしく、
言葉遊びで物語は巧妙に狂わされ、
歯車が噛み合わないまま回転していく。
教団の暴走がギリシャ神話と複雑に重なりあいながら、
だんだん現実と幻がよくわからなくなる。






「ことばの力」というものを、
信じる人間と信じない人間がいる。
俺は信じないタイプの方で、
だから、言葉遊びという「ことばの力」に頼る野田秀樹とは相容れないと思っていた。

でも今日劇を観て、
野田秀樹は、言葉で「遊んでいる」というよりも、
言葉を「もてあそんでいる」ような気がした。
これでもかというほど敢えてもてあそぶことで、
ことばは信じられないものだ。と言っているんじゃないだろうか。


カルト教団では教祖の言葉が絶対で、
なのに、わざとことば足らずにして解釈の余地を残す。
その余地によって、
教祖の神聖性は守られ、
意味は都合よく後付けされる。
そうして言葉は、もてあそばれる。

言葉がいかに狂わされ、
取り違えられるかを示すことで、
「ことばの力」の不完全さが見えた。
ことばに、力がないとは思わない。
でもその力は思い通りにならないもので、
信頼してはいけないと俺は思っている。
狂わされた言葉に、今度は人間が狂わされる。



それでも、
ことばを使わずに生きていくことはできない。
劇中に、こんな台詞が出てくる。

"もちろん、忘れるために祈るわ。
けれど、忘れ切れないものが残るでしょう?
忘れられないものがあることを忘れないために、私は祈るの。"

そんなふうに、
ことばへの疑念を持ちつつも、
ことばを完全に捨て去ることはできない。
その捨て去れない言葉の中に、言葉と言葉の間に、
思いを込めて、人はしゃべるんだ。


だから、
信じるために疑おう。
という、決意。

2010年7月3日土曜日

インドのインターネット検閲

インド、「ブラックベリー」「スカイプ」規制か (日経新聞)
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C9381959FE2E0E2E6878DE2E1E2E5E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2?n_cid=DSGGL001


前にTwitterで、スカイプはフリーだけどオープンじゃないのが課題だ、とつぶやいたけど、
これはそういう問題とはちょっと別みたい。


インドは、テロ対策という大義名分を掲げて、
ブラックベリー、スカイプ、Gmail
に通信方式を15日以内に暗号解読可能な形式に変えるように要請している。


ちなみに、中国と比べると、

ブラックベリー → 利用可能。個人向けには、今年6月に発売開始。
スカイプ → 使用可能(ただし、検閲されている
Gmail → もうすぐ使えなくなる?

というかたちになっている。
ブラックベリーに関しては情報はないけど、
たぶん個人向けのがこれだけ遅くなったのは検閲機能を組み込んだからなんじゃないかな。

だって、中国にとって「通信の監視ができること」というのはルールだから。
「これは社会のルールなんだ。みんな守ってるからあなたも守ってくださいね」
と、ここまで開き直られてしまうと、
なんかそれはそれで潔い気もしてくる。
内容はともかくとして、姿勢の話。


それに対して、
インドの検閲という話はあんまり聞かない。
IT系の仕事っていうのはインドの生命線のひとつで、
だからあんまり規制を課せない、とか?
理由はよくわからないけど、
とにかくこうやって突然規制が来るのは理不尽な感じがする。
15日以内とか、絶対むりやろw


でも、↓こんな記事を見ると、

The government has been restricting imports from Chinese telecom equipment manufacturers because of Indian intelligence agency fears that "spyware" could be embedded in the equipment.
It has also restricted the use of mobile phones in violence-wracked Indian Kashmir, where pay-as-you-go phones and the use of text messages have been curtailed. The area is a hotbed of anti-India activity.
AFP

中国並みの検閲体勢があるのかな、とかいう印象を受ける。
WikipediaのInternet Censorship in Indiaという項目を見るとそうでもないみたいだけど。
厳しい検閲体勢をつくりたいけど、まだそこまででもない。的な?


インドのことよくわからない。
でもこれはたぶん、
スカイプがオープンでもプロプライエタリでも関係ない問題みたい。
どうなるのかな。
詳しい人教えてください。

インターンとか行かんとこっかな。

今日、多摩川ゼミという集まりで、
河川工学の権威、高椅裕先生の話を聞いてきた。
もう80歳を超える老人ながら、
その研ぎすまされた思想は衰えない。

今回は、多摩川の基礎情報と歴史の概要みたいな内容だった。
いろいろ面白い話があったけど、そのことはまた回を改めて書きます。



多摩川の基礎情報を話す部分で、
粗度係数とか流量とかの話が出てきて、

勾配とか流量を目で見てわからないと、
いい河川技術者とは言えない。

と言っていた。



そうか!と思った。
俺に足りないのは、こういう技能だ。
知識ではどうにもならないことがある。

前にアラル海に行った時に、
「見ればわかる」という言葉は嘘だ、と思ったけど、
それは俺の目が「見ればわかる」というレベルに達していないからだ。
もっと経験値を増やさないといけない。


いずれ川に関わりたいと思いながら、
遊水地の研究をすると言っておきながら、
俺は実物をぜんぜん見たことがない。

夏休みは、インターンとか全然やめて、
川と遊水地を見まくる旅に出ようかな。
河川工学の本とか引っ張りだして、
勉強し直そうかな。

就活の勉強するのもいいけど、もっと自分の能力を磨きたい。
この夏を逃すともうそんなチャンスはこない。
大して行きたいインターンもないし。



7割くらい決定に近い、思いつき。
残りの3割とは、眠気が収まったら決着をつけます。