2009年11月28日土曜日

ショールとの接し方がわからないよ。

去年の冬服はなんか軍服みたいだと評判が悪かったので、
今年はもっとエスニックになろうと思って、
フェアトレードの店で、フェアトレードではないショールを買った。

で、買ったはいいけど、
どうやって巻けばいいか悩んだり、
ドレープって何かわからず悩んだり、
そもそもショールとストールはどう違うのか悩んだり、
まあそんな感じ。

ポンチョみたいにすればいいのかな。
明日、安全ピンとかゴム紐とか、
なんか留めるやつを買いにいこうかな。


しかし、いくら巻き方がうまくなったところで、あかんなーと思った。 
エスニック過ぎるとなんかコスプレっぽい。
過ぎたるは及ばざるがごとし。


エスニックなニット帽 + エスニックなポンチョ = 山岳民族になりきりたいひと
みたいな方程式。


でもそれは、夏の祭りで浴衣を着るのと何が違うのだろう。
浴衣を着て俺たちは何をしたいのかと言うと、
きっと日本人になりきりたいのだと思う。


望むと望まざるに関わらず、
服装というものは何らかのメッセージを発信している。
いや、俺は服になんてぜんぜん気を使いませんからメッセージなんてないですよ、というひとでも「服に気を使いません」というメッセージを、発していないと言いきることは難しい。

みたいなことを、何かで読んだことがある。

つまり、人間は、裸の、「ただのひと」ではいられなくて、
「こういう人だよ」というメッセージを、服という形で身にまとって、「こういう人」になりきらなくてはならない。

人生という名の、コスプレコンテストを俺たちは生きているのだ。


そう思うと服選びは気が重い。
自分を選ぶというのは、いつでもしんどい。
別に俺は山岳民族になりきりたいわけじゃない。

ショールだけじゃなくて、
服との接し方がわからない。


といって裸で街を歩いたりはしないので、普通に接してね(笑)

2009年11月27日金曜日

最近の悩み(2)

今日、三回目の卒検(笑)に受かって、悩みがいっこ減った。


しかしもういっこの悩みはおっきくなるばっかりで、なんか憂鬱な感じ。

そう、準教授の話。

うちの準教授の中身が真っ黒なのにはうすうす気付いていた。
気付いていたけど、それを再確認してしまうのはやっぱり意外とショックで、だって俺は、その真っ黒さを差し引いても準教授はいい人だと思ってこの研究室を選んだから。


完璧な人間っていなくて、みんなどっか悪い部分を持ってる。
ふとした拍子に、そういう黒さが見えてしまうことがある。
それに怯えると、人と話したくなくなる。


ひとと話せば話すほど、
相手の悪い部分ばっかり見つけてしまう気がして。


話せば話すほど、
話したくなくなる気がして。


話せばその人を好きになるかもしれないけど、話さずに嫌いにならずにいるほうが無難だ。
俺はいつもそういう無難さにしがみつきたい。


でもたぶん、一番いやなのは相手のブラックさそのものではなくて、
あー、こいつも心の中は真っ黒なんやろうな。とか思いながら、でもそんなふうに思ってることを隠しながら相手と笑い合えてしまう、じぶん。


そういう俺の心こそブラックだよね。

みたいな、まあ大げさに言うとそんな悩みが最近あって、人と話すことからなんとなく距離を置いてしまう。
まあでも現金な性格なので、忘年会シーズンにはたぶん治るかな(笑)
禁酒は続いてるけど、飲み会には全然行きたいので誘ってくださいね!!

2009年11月26日木曜日

【値下げ】国際協力コンソーシアムVol.5~あなたと国際協力をつなぐものは一体なに!?~

以前にもブログに載せたイベントですが、
参加費が2000円値下げされたのでもっかい。





参加型開発研究所の中田豊一さんを講師に招いて、
国際協力に関心があるひとを対象に合宿イベントを行います!
ファシリテーター講座とディスカッションだけのシンプルな内容ですが、
今後国際協力に関わっていく土台の部分が、ぎゅっと凝縮されています。

年末は忘年会とかでお金がなくなるシーズンですが、
参加して得した!と思えるようなイベントにするので、
興味がある方はぜひご参加ください。




また、興味がありそうな方、
MLにご転送いただければさいわいです。
よろしくお願いします。


(転送歓迎)
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【国際協力コンソーシアムVol.5】
~あなたと国際協力をつなぐものは一体なに!?~
12月12日13日(一泊二日)@京都府立ゼミナールハウス
主催:ICC関西
http://www.icc-kansai.org/event/261.php
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ICC関西は、関西の国際協力系学生団体におけるネットワーク構築を目指し、活動しています。今回のイベントでは、国際協力の現場で必要なスキル習得の機会と自己の国際協力に対する問題意識を語り合う場を提供します。

<内容詳細>

①ファシリテーター講座

この講座では、一般に考えられているような、ワークショップの進行役としてのファシリテーターという枠を超えて、途上国での援助活動やNGOなどの組織運営で活用可能なファシリテーションの技能を習得することを目指します。 
講師は、参加型開発研究所主宰の中田豊一氏をお招きしています。
この講座を受けることで、例えば、プロジェクト活動先の現地の人々との対等な関係作りのための対話術や、さらにその関係から一歩踏み込んだ、課題解決に向けた質問法を身につけることができます。
このファシリテーター講座は、中田氏の国際協力の現場第一線での経験と行動科学の理論に基づき、独自に体系化させたものです。他では経験できない「目からうろこ」が落ちるような瞬間が、あなたにも訪れること請け合いです。


② ディスカッション

ファシリテーター講座で学んだことを活かし、国際協力に対する自己の問題意識や想いを語り合い、新しい方向性・問題解決への道を模索するためのディスカッ ションをおこないます。このディスカッションでは、オープンスペーステクノロジーというファシリテーション手法を使用します。この手法を使うとどうなるの で しょうか?
ディスカッションの結果や方向性は全くわかりません。
「私達の世界を豊かにするための将来の課題と機会とは?」というメインテーマが決められているだけです。個々のディスカッションは、参加者の提案でテーマが設けられ、話し合いがもたれます。
例えば、以下のようなディスカッションがあるかもしれません。
「どうしても国連職員になりたい!」
「もっとみんなに世界の貧困問題を知ってほしい!」
「チームのみんなが同じ目的を共有できない」
中田氏の講座で得たスキルを用い、このディスカッションに挑むことで、多様な視点からの様々な意見が飛び交うことを期待しています。


<日程>

時間 当日スケジュール
12月12日(土)
13:00~13:10 開催の挨拶
13:20~13:50 アイスブレーク
14:00~18:00 ファシリテーター講座
(講師:参加型開発研究所主宰 中田豊一氏)
18:00~20:00 夕食、入浴
22:00~22:00 ディスカッション、別室でミニワークショップも同時開催
22:00~ 就寝、もしくは、自由時間
12月13日(日)
9:30~10:00 アイスブレーク
10:00~12:00 ディスカッションの続き
13:00~17:00 ディスカッションの成果の共有
18:00~ JR京都解散、お疲れさま会(自由参加)



【日時】
12月 12日13:00~ 13日17:00

【場所】
京都府立ゼミナールハウス(http://www.kyosemi.or.jp/
※当日JR京都前、新都ホテルから無料送迎バスで会場に向かいます

【参加費用】
参加費用 6000円(宿泊費、食費込み)
※当日支払い

【参加方法】
こちらのページから
件名‚に「国際協力コンソーシアムVol.5」、
本文に、名前、所属先、当日連絡先(携帯メールアドレス、携帯番号) と記載し、送信してください。

【予定定員】
約30~40名

【応募締め切り】
12月4日
先着順ですのでお早めにお申し込みください。
たくさんのご応募、お待ちしております♪


<講師紹介>

*中田豊一氏
現在、参加型開発研究所主宰として、途上国の開発援助現場での調査研究・NGO職員のための研修・コンサルティングに力を入れている。他にも、非常勤の役 員として、NPO法人シャプラニール市民による海外協力の会代表理事、NPO法人市民活動センター神戸理事長、NPO法人ソムニード代表理事(共同代表) など、数々の開発援助分野の第一線で活躍している。

<ファシリテーター紹介>

*鈴木陵氏

1987 年生まれ。関西学院大学総合政策学部在籍中。高校時代に読んだ本がきっかけで国際協力分野に興味を持ち、大学入学と同時に国際交流・国際協力支援団体 CLUB GEORDIEに所属2008年度には事務局長を務める。開発教育などの参加型の学びの場との出会いをきっかけに、ワークショップなどの場づくりに関心を 寄せている。
現在は教育分野のNPOシチズンシップ共育企画に所属し、「セルフカルチャープログラム」と「教育ファシリテーター講座」を担当。自身もファシリテーターとしての「あり方」と「やり方」を磨くべく修行中。



<ちなみに・・・>

あなたが団体運営の中でなにか悩みを感じているなら、
ICC関西に相談してみてください。
そしてもし、時間が許すなら、ミーティングに遊びにきてみてください。
ICC関西ならきっと、あなたのお役に立てるはずです。
お気軽にメールしてくださいね!

↓連絡は、こちらからどうぞ!  

【お問い合わせ】

関西国際協力コンソーシアム(ICC関西)
HP: http://www.icc-kansai.org/

2009年11月25日水曜日

"I don't feel pleasure and I don't feel pain"

Mogwaiの曲で、Iggy Popのインタビューをサンプリングしている「Punk Rock」と言う曲がある。
Iggy Popの曲をマトモに聞いたことないけど、
"I don't feel pleasure and I don't feel pain"と言っている部分が、なんとなく耳に残った。
うれしくないし、苦しくもない、
なんかそういうニュートラルな瞬間って、
確かにあるなーと思って。

寝起きのまどろみ。

ランナーズハイ。

あと、演劇で舞台に出てるときもそんなんだった気がする。


ああいう瞬間っていうのは一体何なんだろう。



I'll tell you about punk rock: punk rock is a word used by dillitante's and ah... and ah... heartless manipulators about music that takes up the energies and the bodies and the hearts and the souls and the time and the minds of young men who give what they have to it and give everything they have to it and it's a... it's a term that's based on contempt, it's a term that's based on fashion, style, elitism, satanism and everything that's rotten about rock'n'roll. I don't know Johnny Rotten but I'm sure... I'm sure he puts as much blood and sweat into what he does as Sigmund Freud did. You see, what sounds to you like a big load of trashy old noise is in fact the brilliant music of a genius, myself . And that music is so powerful that it's quite beyond my control and ah... when I'm in the grips of it I don't feel pleasure and I don't feel pain, either physically or emotionally. Do you understand what I'm talking about? Have you ever felt like that? When you just couldn't feel anything and you didn't want to either. You know? Like that? Do you understand what I'm saying sir?

しかしIggy Popは頭良さそうにしゃべるなー。


ちなみに、Wikipediaには
またイギーは、ステージ上で嘔吐したり、ナイフで己の体を切り刻んだり、裸でガラス破片の上を転げまわって血まみれになったり(そのまま救急車で搬送される)といった奇行を繰り返し、過激で暴力的なロックミュージシャンとして悪名を馳せる。
と書いてあって、
これを読んでしまうと"I don't feel pleasure and I don't feel pain"という言葉はもはや気持ち悪いけれど。。

2009年11月22日日曜日

ht-03aを買おうと思ったけどやめた。

噂のGoogleケータイを買おうと思って、でもやめた。


理由その1)ケータイ代が今よりちょっと高くなる。

まあこれは当たり前か。便利さに金はかかる。
パケット使い放題みたいなのに入らないといけなくて。




理由その2)iモードメールが使いにくい。
ht-03aはGmailを使うことを想定しているらしく、
@docomo.ne.jpみたいなメールアドレスが、使いにくい。
というのは、使えることは使えるらしいけど、
iモードのパケットはパケット使い放題の中に入ってなくて別計算になる。
つまりお金がかさむからあんまり使いたくない。



理由その3)Flashが見れない
ということは、完全にパソコンの代わりをすることはできなくて、
Flashのサイトを見るためには帰ってパソコンを開かなくてはいけない。

部分的にFlashが使ってあるサイトってけっこうあるので、
意外と不便だったりする。
例えば、写真を何かのサイトにアップロードする時とか。

でも、Appleが市場を独占するためにFlashを導入できないiPhoneとは違って、
次世代機種ではFlashが導入されている。




ということで、
料金も便利さも、まだ買い時じゃない気がして、
3年半前に0円だったケータイをまだ使い続けることにした。

2009年11月20日金曜日

謝って済むなら誤っても済むのか。

謝って済むなら警察は要らない。

というのは誰が考えた言葉なのだろう。
これはつまり反語的に、
謝って済むわけがないから、「警察は必要だ」と言っているということで、
公権力の必要性を臆面なく肯定するそのスタンスは、なんだか庶民感覚じゃない。

そんなに警察好きなん?
俺はあんまり好きじゃない。



いやあるいは、こんなシチュエーション。

「うーわ、バンパーへこんでるわ。何してくれるねんわれ!」
「す、す、すいません…ちょっとよそ見をしてて。ほんますいません!」
「あのな、謝って済むなら警察は要らんねん。」
「(警察と聞いてちょっと挙動不審になる)あ、あ、あのー…ちょっとなんか厚かましいんですけど、警察は呼ばんといてもらえませんか。勤務中に事故ったって上司に知れたら…」
「(弱みを聞いてしめたと思いつつ語気を強める)はあ?、そんなん知るかいな。謝って済むなら警察は要らんにゃ! どないしてくれるねん!」
「すいません。ほんますいません。もう二度としませんによって」
「二度もぶつけられたらたまらんわ! わからんやっちゃな、謝って済むなら警察は要らんちゅーとるやろ」
「ほんならどうすれば…」
「しゃーから言うとるやろ。あ・や・ま・っ・て・す・む・な・ら(ゆっくり強調して)警察は要らんねん。俺が言うてる意味わかるか?」
「あっ…(ポケットに手を入れるて財布を取り出す)これくらいで許してくれはりますか?(一万札を数枚、相手に差し出す)」
「(にやけつつ受け取る)わかったらええんや。」


みたいな感じで、「警察」というみんなが恐れるキーワードをちらつかせることで、謝る以上の行為を強要する。恫喝の定型句だという可能性。

お金で済むから警察は要らない。
そんな、現実。



まあそんなことはどうでもよくて、
マイケルジャクソンの話。
生きてたときは、整形してるとか、幼児虐待とか、バッシングをさんざんしておいて、
死んだら「マイケルってすごかったよね実は」みたいに手のひらを返す。
メディアも、リスナーも。

マイケルは謝らないまま死んでいって、
世界は謝らないまま誉めちぎる。
それの何が悪いのかと聞かれると、よくわからない。
わからないけれど、ラジオからマイケルの曲が流れまくってるのを聞くと、なんだか釈然としない気持ちになる。

「ごめん」と一言いえる人間になりたい。

2009年11月16日月曜日

How To Disappear Completely

「How To Disappear Completely」というRadioheadの曲がある。

私はここにはいない

何も起こっていない

みたいなフレーズを歌い続けるその曲は、
たぶん俺のテーマソングだ。
俺はいつも、いなくなる方法を探しているのだろう。

と、昨日今日に「〈老い〉を表現する」というワークショップに参加してふと思った。
なんでかと言われても、よくわからない。
わからないけどそんな気がする。

いまここに、俺はいる。
しかし一方で、いつまでもいることはできない。
「死」とは俺が「いない」状態になることだから。
自分の「いない」が不意に突きつけられることで誰かが苦しむなら、
俺はむしろ、積極的にいなくなりたい。


とはいえ、いなくなることは難しい。

例えば、冒頭の曲。
「ここにいない」と主張するのはなんだか滑稽だ。
「留守ですか?」と聞かれて「留守です!」と叫び返すみたいで。

いなくなるには手順を踏まないといけない。
宮部みゆきの「火車」という小説がある。
うろ覚えで筋書きを言うと、
ある人物は多重債務から逃れるために他人になろうとする。整形をして、戸籍を変える。やっと借金から逃れられると思ったけれど、ふとした拍子からばれそうになり、それを隠すために、殺人を犯してしまう。
いなくなるためなら、ひとはひとさえ殺す。
そして、ひとを殺してもなお、いなくなることができるとは限らない。


もっと、「いない」へと軟着陸しないといけない。
「老いる」というのは、その手段のひとつだと思う。
徐々に淡くなるように消えていく。


でも老いは、死に近づくことであって、
「いない」に近づくこととは似ているようで違う。
いなくなることは不可能に近い。
だって、いまここに俺はいるから。


いなくなることなんて、ほんとはできないのかもね。
それでも「いなくなる」方法を探さずにはいられないのは、それを探している間は俺がここに「いる」理由があるからなのかも知れない。
ここにいたい、なんて言うのが照れくさいだけで。


わからない。
なんかネガティブな感じの文章やけど、別に悩んでるとかではないのであしからず(笑)

2009年11月11日水曜日

【メモ】Trac構築

完全に自分用メモです。
ごめん、次はもうちょっと面白い事書きます。。



ダウンロード
1. sudo apt-get install subversionでsubversionをダウンロード(gitにすればよかったかも。。)
2. sudo apt-get install apatche2でapatche2をダウンロード
3. sudo apt-get install tracで、tracをダウンロード


ディレクトリ作成
4. mkdir(任意の場所)/reposでレポジトリ用のディレクトリをつくる。
5. svnadmin create /home/svn_repでレポジトリをつくる。
6. mkdir /var/www/tracでTracサイト用のディレクトリをつくる。
7. trac-admin /var/www/trac initenvでTracサイトの初期化

設定
8. htpasswd -c /var/www/trac/trac.htpasswd adminで、ユーザを追加。
9. .htaccessをいじって、Basic認証が効くようにする。(/etc/apatche2/httpd.confでも可)



その他
Apatcheを再起動したい時は、
sudo /etc/init.d/apache2 restart
tracを走らせたいときは、
(これたぶん、--basic-authのとこは/var/www/trac/conf/trac.iniで設定するはず)
sudo tracd -p 8000 --basic-auth=trac,/var/www/trac/trac.htpasswd,/var/www/trac/ /var/www/trac/
Subversionを走らせたいときは、
svnserve -d

2009年11月10日火曜日

劇団☆新感線「蛮幽鬼」

大阪公演の初日を観てきた。

ああいうでっかい劇場って初めてで、3階席がものすごい角度なのにとまどう。
ななめ45度くらいから見下ろしてる感じ。

役者はみんな前向いて話すので、なんとなく疎外感を感じつつ、
でもなんか会場が一体になってるのがすごかった。
会場から自然に拍手が起こったり、
役者のひとが「なんぼの」と言ったら観客は「もんじゃー!」と応えるという、謎の声の掛け合いがあったり(笑)、
とにかく楽しかった。
いのうえひでのりが描く世界の中にどっぷり浸かって。


ただ今回は、あんまし歌とか踊りがないタイプの劇だったので、それがちょい残念。
また別の公演を観に行こう。お金貯めて。

2009年11月7日土曜日

Kraftwerk

最近、Kraftwerkばっかり聞いてる。
結成40年を越えている怪物バンド。

名前は知ってたけどずっと聴いたことはなかった。
↓でも先日ふとYoutubeでこれを見つけて、心が鷲掴みにされた。



Wikipediaには、
初期の実験的アルバム以降の彼等の作品は各アルバムごとに明確なコンセプトが提示されており、その主題も「高速道路」「放射能」「鉄道」「ロボット」「コンピュータ」など、従来のバンドが取り上げなかった無機的なものが多い。
と書いてあるけど、
その誰も取り上げないものを取り上げる勇気と、
無機質なものを無機質な音で描写するテクニックが恐ろしい。

テクノロジーは魅力的だけど、時にひとを中毒にする。
そういう「妖しさ」が、
魅力的だけれど毒のある音によって丁寧に描かれている。

それはなんだかひねくれていて、不思議な感覚だ。
Kraftwerkの曲は魅力だけど、
それに描かれているものは魅力的じゃない。
もっと具体的に言うとたとえば、
「Radio Activity」という曲は小一時間リピートしていたいくらい好きだけど、
放射能そのものには、なるべく近寄りたくない。
そんな、ハトに豆鉄砲みたいな感じ。


そういう不一致を、意図的につくり出してるのがKraftwerkのすごいところだと思う。
それはプレゼンテーションの妙だ。
例えば、曲名をもっと別の名前にして、
後ろに何も映像を流さなければ、
放射能を連想することはなくて、
不思議な感じになることもない。


そういう、一級のひねくれ方を身につけたいな、
と思った。

2009年11月3日火曜日

パソコンを研究室に移動。

今日、思い立ってパソコンを研究室に移動した。
たぶん、家に帰ると部屋はがらんとしているんだろうな。


理由はふたつあって、
ひとつは、研究室にパソコンがないと研究が進まないこと。

うちの研究室にはまともに使えるパソコンがひとつしかなくて、
みんなで奪い合いになっている。
プログラムを何回も直して書いて、
ってしているとみんなの視線が背中に突き刺さる。
これから卒論が佳境に入るともっとそうだろう。

ちょうどFortranの環境をインストールし終わったので、
明日からはさくさくプログラムを直して、
早いとこ実験に移りたい。



もひとつは、家にパソコンがあると中毒症状的に使ってしまうこと。
何も用がなくてもとりあえずパソコンを点けないと一日が始まらない、
みたいなのはなんか異常だ。と自分でも思う。

音楽を鳴らすならラジオでいい。
文章を読みたいなら本でいい。
メールならケータイでいい。


もっとシンプルな生活がしたい。

ブログも、なるべく更新しないようにしようと思う。
書きたいことはいっぱいあるけど。

まあ、会って話しましょう◎
基本夜はひまです。

会えないひとは、年賀状とか送ってな!
パソコンがなくなって広くなった机で、
虎の絵を練習しときます。

老いの中にある若さ、若さの中にある老い

まず、せりふを覚えられないわけですね。それに、昨日やったことがきょうできるとは限らない。昨日できなかったからきょうできないかというと、突然できたりする。それが翌日も持続するかと言うと、それは分からない。それが「老い」なんですね。(2009年11月2日 毎日新聞朝刊10面)
と、蜷川幸雄が紙面でインタビューに答えていた。
蜷川は、58歳から83歳まで42人が所属する「さいたまゴールド・シアター」の結成を呼びかけ、指導している。
それに関して聞かれての答えだ。


せりふを忘れては劇が進まない。
蜷川は、 舞台の端っこに座って、役者がせりふを忘れたときはせりふを教える役をしているそうだ。
それは会場からも見えている。
わかっていて、「老い」をさらけ出すのだと言う。

それまで「演劇」だと思っていたものをちょっと変形して、人生のあり方、老いのあり方そのものを全部さらけ出しちゃおう、と考えたんです。そういうふうに劇の枠組みを広げていくことによって、また違った演劇が生まれつつあるような気がします。

なんかうまく言えないけれど、
「老い」とは何かとか「若さ」とは何かとか、
あんまり深く考えずに言ってみるけど、
老いをさらけ出すというのは、
逆に若さを表現することではないのかな、と思った。

けれど「老い」とは、
世間がつくったレッテルに過ぎない。

42人の老人が飛び越えているのは、
物理的な「老い」そのものではなくて、
「老い」という偏見なのだ。

イメージを跳ね除けるとき、
そこには躍動する若さがある。


老いの中にある若さ。



一方で、鷲田清一の「死なないでいる理由」という本にこんな下りがある。

先にもふれたが、落合恵美子さんに教えてもらって、じぶんの大学で、あるいは集中講義に行った別の大学院で、学生に「あなたは大人ですか、子どもですか?」と訊いたことがある。あまりにきれいに教えてもらったとおりの結果が出るので驚いた。つまり、大学一年生はほぼ全員、大学院生でもそのほとんどが「子どもです」と答えるのである。ところが一方で、こらは精神科医の香山リカさんに教わったのだが、「じぶんはもう若くないと思うひと」というと、これまたほぼ全員、手をあげる。若者が幼児化している一方で、老いが早年化している。じつのところ、ひとは老いやすくなっているのか、それとも老いにくくなっているのか。
確かにそうで、
実感として、俺は大人じゃないけどもう若くない気がする。

若さの中にある老い。
俺たちは、それを肌に感じつつ生きている。


ということは、
老人に「若さ」が表現できるということは、
若者にこそ、「老い」が表現できるのではないかな、
と思ったりする。
こんなことを閃くなんて、やばい俺天才ちゃう?
と思ったりする。
具体的にどう表現するか、さっぱり思いつかないことは棚に上げといて。


思ったりして、
↓これに参加しようか財布と相談中。

生と死の共育ワークショップ vol.3 <老い>を表現する。
〜「老いかた」から考える「生きかた」〜
http://homepage2.nifty.com/citizenship/de0902.htm


うぐぐ、今月はお金がない。。。
でもめっちゃ行きたい。。。

2009年11月2日月曜日

Warp20


Warp Recordsが20周年を迎える。


それを記念して、
過去の名曲をウェブ投票で選んだ[Chosen]と、
過去の名曲のカバーアルバムの[Recreated]がある。


Chosenの方は、ドープ系の曲ばっかりでおもしろくない。
これがWarpっぽいと言えばそうだけど。
こんなもんか。20年。

と思ってたとこでRecreatedを聴くと、
すごかった。
最先端のようでどこか懐かしい。

Disk1の11曲目にぐっときて、衝動買いした。
(いい曲なので、iTunesとかCDショップで視聴してみて!)

Warpはつくづく外さない、と思う。
20年はダテじゃない。



Warpのホームページにサンプラーがあったので
とりあえずエンベッド(↓)

2009年11月1日日曜日

かぼちゃプリン

夜になると、
異形の者たちが蠢く。
無明の闇を食料を求めて徘徊する。


こういうのを日本語でなんというのだろう。

百鬼夜行?


なんのことはない、
ハロウィーンの話。

いいなー、仮装。
楽しそうで。
俺も異形の者に仲間入りしたい。


うちもさみしくハロウィーン気分になろうと思って、
あと、諸般の事情でプリンをつくらないといけなくて、
かぼちゃプリンを作ってみた。




かぼちゃプリン - プリンレシピサイト「プリン気分」
http://www.purin-kibun.net/recipe/pumpkin_pudding/


結果は、失敗。
味的にはそこそこ食べれるけど、
まったくぷりんぷりんしてない。

たぶんかぼちゃ入れすぎ?
むずいなー。


諸般の事情というのは、
雲が畑森の文化祭というイベントで(リンク先は去年のサイト?)プリン係になったから。
今年は12月5日(土)にある。
場所は変わらず、雲が畑(出町柳からバスで約50分)。

森の空気を吸いに
あとプリンを食べに笑
来てください!



てなわけで、また何回かプリン作るので、
暇なひとはプリンパーティーしようぜ笑
あと、森の文化祭の手伝い手も募集中なので、
興味がある人は連絡くださいねー◎

最近の悩み

自分のことは自分でわかる!

と豪語する人がいる。
でも、そんなにわかるもんじゃないでしょ。
「自分」とは何か。という問いにさえ歯切れよく答えられないくせに。
「自分」って何なのかわからないのに、
「自分」が今どういう状態なのか、わかるはずがない。

自分を自分でわかるためには、
何らかの方法で自分を客観視しないといけない。

例えば。
ストレスがたまると、甘いものが増える。

ということは、
最近甘いものを食べまくりやな、と気付いたら、
それはストレスが溜まっているサインだとみてまず間違いない。

甘いものというワンクッションを挟むことで、
ほんのちょっとだけど自分を解析することができる。



まあ何が言いたいかというと、
最近俺は甘いものばっかり食べてて、
なんかストレスが溜まってるんやろうなー、と実感した。
というだけの話。

その理由は単純明快に二つあって、
ひとつは、今更自動車教習に通ってること。
要領いい方じゃないので、補修にかかる不安と背中合わせ。


そしてもひとつは、うちの准教授とノリが合わないこと。
こっちはけっこう深刻だ。

人間はひとりひとり違うから、
チームで団結するにはその違いを乗り越えなくてはならず、
とはいえそれも限界があって、乗り越えられない壁もある。
例えば、モラルの差とかがそうだ。
と聞いたことがあるけど、

俺のケースは正にそれ。
モラルの差。

乗り越えられないし、
乗り越えたくもない。


「大阪の女の子は、きっと朝鮮とか中国とかの悪い血が混じってるからブスばっかだ」

とか、そういうことを平気で言う。
悪気が全くないからタチが悪い。
ほんとに何気なく、そういう発言が口を突く。


こう言ってはあれだけど、
住んでる世界が違うなーと思う。

もっと率直に言うならば、

性根が腐っていると思う。


でも、
たとえ性根が腐ってるとしても、
生徒思いのいい先生ではある。

それが問題だ。

ノリが合わないけれど、
仲良くしようと思えば仲良くできてしまうのかも知れない。
でも、仲良くしたくない。


まあ、そんな悩んでるってほどでもないけど、
多少のどうしようかな感がある。

そういう人間とどう付き合えばいいんやろう。
なんか妙案があれば教えてください。