2013年12月27日金曜日

今年の10曲(2013年)

ことし印象に残った曲。必ずしも今年の曲ではないです。

1. Factory Floor - Two Different Ways

これ。もう今年はこれの印象しかない。
電子音を冷徹に鳴らすロンドンの3人組。
前衛音楽とダンスミュージックとのぎりぎり境界線を行くバランス感覚がすさまじい。

これを生で聴けた(エレグラで)だけでも今年生きてた価値があったと思う笑
こういう電子音を生で演奏するとかすごすぎる。特にパーカッションが神だった。

2013年9月25日水曜日

日常 その2

かしわ演劇祭が終わって、しばらく演劇とはお別れ。
演じるって何なのか、ちょっと考えたりした。

演劇やりたいなー、となんとなく思って、
ぐぐっているうちに今の劇団をみつけたのがたぶん2010年の夏くらい。

やってる舞台をはじめて観に行ったのは、その年の冬。
で、そこで偶然、代表の人を見つけて声をかけて、
なぜか団員でもないのに忘年会に参加させてもらったりして。

でも、入団を認められるのはオーディションを受けてからで、
正式に団員になったのはもうちょっとあと。年をまたいでからだった。

「もうちょっとあと」がいつなのか、
正確にいうなら2011年2月22日だ。
(いまメールボックスを見返して調べた笑)

2月末といえば就活シーズンで、
俺も流されるようになんとなく就活をしつつ、ぼんやり生きていたころ。

ぼんやりしていても、日常を生きてられたころ。

3週間後に、あの3月11日があるなんて、
まるで想像もしていなかったころ。

2013年9月7日土曜日

最近ブログ書いてないけど、

日記を書いてる。紙のやつ。

けっこう毎日書いてる。
日々の些事を書き留めるべくして。

でも書き留めてるのは今日のことじゃない。
あるかもしれない無数の明日を、たぶん俺は書き留めている。

今日のことは、明日になっても昨日のこととして覚えていられるけど、
いくつもある明日は、明日になるとたったひとつしかない今日になってしまう。
思っていた「もしかして」は、もしかしなくなって忘れられてしまう。

そういう「もしかして」は、あんまりブログに書けない。
よそいきの「たぶん」で着飾っていたいから。
自信のないことは、小声でぼそっと言いたいから。

2013年7月23日火曜日

雑記

某山本さんが当選したとか。
某渡辺さんが当選したとか。

そんなことはどうでもよくて、
このニュースがシェアされまくっていたことに俺はため息をついた。

若者の投票率が1%下がると13万5千円損 東北大学院教授が試算 - http://www.huffingtonpost.jp/2013/07/20/voter_turnout_n_3627270.html

なるほどたしかに、これはつぶやきたくなる。このキャッチーさは魅力的すぎる。
 「若者が選挙に行けば日本は変わる」みたいなことを言ってる人は、
我が意を得たりとリツイートしたくなる。

もとのプレスリリースなんて読んでないし、
中で語られている統計的なことなんてましてや読んでない(これは俺も人のこと言えない。。笑)けど、
ドヤ顔でシェアしたくなる。

でもちょっと目を他に向けると、
そんなことはないぞと言ってる人がいる。

2013年7月14日日曜日

Boards of Canada 「Tomorrow's Harvest」

TOMORROW'S HARVESTTOMORROW'S HARVEST
BOARDS OF CANADA ボーズ・オブ・カナダ

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なんかすごくいまさら感があるけど、一応ブログに書き残しておこうと思って。
 Boards of Canada は高校生の頃に聴きまくっていたバンド。
その頃は「Roygbiv」なんていう名曲の存在も知らなかったけど、
日光で漂白されたみたいな電子音が、よくわからないけど好きだった。
レトロフューチャーな空気感が好きだった。

2013年6月6日木曜日

音楽の趣味が合う友達がなかなかいないことについての俺なりの理解

音楽はひととひとを繋ぐ、とひとは言う。

ひとって誰だよ、実在の人物しか私は信じない、と言うひとがいるなら、
俺が言う、ということにしたっていい。
たとえ俺が実在の人物でなかったとしても、
音楽はひととひとを繋ぐ、という事実は間違いなく実在する。

2013年5月29日水曜日

タナダユキ「復讐」

「百万円と苦虫女」の監督が書いた小説。

復讐復讐
タナダ ユキ

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なんていうのかよくわからないけれど、
この人の「自分探し」的なテーマの描き方がとても好き。
「百万円と苦虫女」のときも思ったけど。


これはざっくりいうとタイトル通り復讐の話。
リンク先の紹介文がだいぶぼかして書いてあるので、感想もだいぶぼかして書く。

2013年5月19日日曜日

Four Tet 「Rounds」(リイシュー盤)

2003年発売のFour Tetの3rdアルバム「Rounds」が
ライブ音源のおまけつきでリイシューされた。
最近のFour Tetはなんか音がきれいすぎてあんま好きじゃなかったけど、
この頃の曲は音がシンプルで耳にしっくりくる感じ。

Rounds (Reissue)Rounds (Reissue)
Four Tet

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2013年5月18日土曜日

歯車になりたい

就職してしばらくたって、
自分にしかできない仕事の増やし方がいっこ分かった。

どうやるかといえばそれはもう簡単で、
何をやってるか人に言わなければいい。
そうすれば自分以外やり方を知らないから、自分以外にはできなくなる。
かけがえのない存在に、するりとなれちゃうという寸法。

社内の政治力学とかなんとか、
たしかに秘密を必要にさせる事情もあるのかもしれない。
でもたぶん俺ができるようになりたいのは、
俺しか知らないから俺しかできない仕事じゃなくて、
みんな知ってるけどなぜか俺しかできない、みたいな仕事なわけで。

なのでとりあえず、とっかえが利く歯車になりたい。

2013年5月6日月曜日

ミシン練習

この本買ったので、練習にトートバッグを縫ってみた。

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いわく、
まず、基本の作り方1:トートバッグ「丸底トート」(p.48~52)に目を通してください。どのバッグにも共通する作り方が詳しく説明されているので、理解が早まります。
とあったので、とりあえず作ってみた。

2013年4月29日月曜日

猪瀬都知事がイスラム教圏をディスったという話

猪瀬都知事がNYTのオリンピックに関するインタビューで、
イスラム教圏の国をけなす発言をしたらしい。

In Praising Its Olympic Bid, Tokyo Tweaks the Others’ - NYTimes.com
http://www.nytimes.com/2013/04/27/sports/in-praising-its-olympic-bid-tokyo-tweaks-the-others.html

猪瀬知事「イスラム諸国はけんかばかり」 NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130429/k10014263411000.html

何を言ったかというと、こんな感じ。

2013年4月21日日曜日

Disconnect

Ex-Google ad engineer fights back against advertisers with anti-tracking software | The Verge
 http://www.theverge.com/2013/4/16/4232370/ex-google-ad-engineer-fights-back-against-advertisers-with-anti

この記事読んでおもしろそうだったので、
Disconnectという個人データの収集を遮断するプラグインを入れてみた。

2013年3月31日日曜日

ぽくない。

これを書いてから、一年たったけど
さいきん、あんまり社会人っぽくないなあと思う。

え、じゃあ社会人っぽさってなんなの?
とか聞かれると、うっ、と答えに詰まる。
い、いや、最近スーツとか着てないし…みたいな。

2013年3月27日水曜日

THE SELECTION OF DE DE MOUSE FAVORITES PERFORMED BY 六弦倶楽部

The Strokesのアルバムを買いに来たら、
DE DE MOUSEプロデュースのカバーアルバムが売ってて、ちらっと聴いてみたら、
一曲目がPrefuse 73のRadio Attackでテンション上がった。

2013年2月24日日曜日

鷲田 清一『「聴く」ことの力―臨床哲学試論』

「聴く」ことの力―臨床哲学試論「聴く」ことの力―臨床哲学試論
鷲田 清一 植田 正治

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鷲田清一の本は好きで、何冊か読んでる。
自己と他者の距離とか関係について書いている、
みたいな感じに勝手に理解してるけど違ったらごめんなさい。

この本も、そういう話。
臨床においては、匿名の人間として、仕事と割り切って、ということが叶わないことがある。

2013年2月11日月曜日

嘘をついていた人の自伝はフィクションだ、と言われてイラッとした理由

が、わからなくて悩んでいる、という話。
↓この記事を読んでのまとまらない感想。

Australia library in Armstrong pledge prank (BBC News)
http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-21115720

ちょっと前に、ランス・アームストロングという自転車選手が、否定し続けてきたがドーピング疑惑について、テレビ番組のインタビュー中でついに、やったと認めた。
それを受けて、アームストロング氏の自伝を、フィクションの棚へと移動させた図書館もあるというニュース。

で、なんかやだなと思ったわけですが、それはなんでなんやろ。

2013年2月2日土曜日

桜井英治「贈与の歴史学」

贈与の歴史学  儀礼と経済のあいだ (中公新書)贈与の歴史学 儀礼と経済のあいだ (中公新書)
桜井 英治

中央公論新社 2011-11-24
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この本面白かった。
メモ書き程度にブログに書いておく。

「贈与」ということばを聞くと、
市場経済とか資本主義とは無縁のところにあるイメージがあるけど、
実はそうとも限らないよ、たとえば中世日本とかね。
的なことが書いてある。
歴史の話と言うよりは、たぶん経済の話。

贈り物は、ひとたび「先例」となれば
「贈らなくてはならない」という強制力を持つ。
贈り物は次第に負担になってゆき、
贈られたものをまた別の人への贈り物に回したり、
現金の変わりに「折紙」という債権を贈ったりするようになる。

この「折紙」というやつが怖い。

手元にお金がないけど贈らなくてはいけないとき、
「あとで払うから! これで贈ったってことにしといてー」
という使い方ができる便利なシロモノだけど、
やがて濫用しすぎて払えないひとが出てくる。
それに対して幕府は、「折紙方奉行」なんていう専用部署までつくって、
借金取り立てに励んでいたらしい。
ところが、折紙を贈ったほうもたいてい火の車だったから、現金もそう簡単には集まらない。そこで滞納者たちに督促し、未精算の折紙銭を回収して回るのが「折紙方奉行」の重要な仕事となった。前に伏見宮貞成親王が将軍義教にたいして二年分の折紙銭を滞納していた例を紹介したが、その貞成も幕府からしばしば督促を受けていた一人である。ところが、貞成はあまりにも折紙を濫発しすぎたために、督促をうけてもそれがいつのどの折紙を指しているのかさえわからない状態に陥っていた…(略)
さっき「借金」って書いたけど、
贈与はひとに借金させることだってできる。
怖くない?


この本の終盤はやや話題が発散して、
エスカレートしていく贈与の末路を予言してはくれない。
けっきょく贈与がなんなのか、という俺の質問にずばっとは答えてくれない。

こっから先は自分で考えろということなんだろうな。

そういう問いを贈られてしまったからには、答えを贈り返さなくては。
なんて思ったり。
贈与って怖いですね。

2013年1月12日土曜日

「恋愛経験ある人には入試バリアを下げる」という話について

「非モテは京大に対して宣戦布告せよ!!」 総長の「受験と恋愛経験」発言に猛反発 (1/2) : J-CASTニュース
http://www.j-cast.com/2013/01/07160408.html 

という感じで母校が話題になっているらしいので、
なんか言わないとなーという使命感に駆られてみた。

↓元の記事はこれ
2013年・春を言祝ぐ:支局長インタビュー/3 京大総長・松本紘さん /京都- 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20130105ddlk26040216000c.html

で、みんなが盛り上がっている箇所は、
受験勉強ばかりでなく、高校時代にやっておくべきこと、例えば音楽とか、恋愛始め人間関係の葛藤とか、幅広い経験をしてきた人に入試のバリアを少し下げる。
という部分なわけです。

個人的には、所詮は受験やねんしどうでもいいやんと思いつつ、
それでもやだなあと感じるところは2点あって、

ひとつは、「幅広い」の実例として挙げられてるのが
「音楽とか、恋愛始め人間関係の葛藤」って大して幅広そうじゃないこと。

もうひとつは、幅広い経験が云々と言いながら、次のページで
京都大学は「自由の学風」と言われているが、自由=勝手気ままではない。かつては権力の束縛からの自由だったが、これからは既存の概念や知識からの逸脱、(中略)科学を広げるチャレンジをするのが「京大の自由」なのです。
なんていう幅狭そうなことを言ってること。

幅広さっていうからにはもっとぶっ飛んだもののはずだし、
幅広さが大事だというなら、何からの自由だろうと勝手だし、
そんな都合のいい「幅広さ」は世の中にはない。

自分の思う「幅広さ」じゃないから文句を言うなんて幅広くないですよっと。


でも…、
今これを書いてる事自体が自分の思うのと違う「幅広さ」への文句なので、
あんま説得力ないね。。笑


バランスを取るために付け加えると、
まあこういう幅狭そうなことを平気で言えちゃうなんて
逆に幅広いなあと関心もした。
いや、これ半分は皮肉だけど半分はほんと。

京大にはどうも「自由でなくてはいけない」という不自由さがある。
自由を奪うようなことを言うと問答無用で叩かれる、というその空気が、
俺はあんま好きじゃなかった。

自由なら、他人の自由を奪うのも自由だし、
自ら望んで不自由になるのも自由なはずで。
「私はあなたの意見には反対だ、だがあなたがそれを主張する権利は命をかけて守る」という意味での自由を、俺は自由と呼びたい。

だから学長がこんなことを平気で言えちゃうというのは、
なんかある意味自由な時代になったんだなーと思った。

2013年1月3日木曜日

今年の抱負、的な。

とりあえずメモ書き程度に残しておきます。
ふわっとした書き方に逃げ道を残しつつ。
分かりやすいやつ編。
後編は気が向けば。(たぶん書かない予感…笑)

1) データなんちゃら、になる。

なんか流行りのあれ。

data scientistとかdata journalistとか、そんな感じのになりたい。
ビッグデータはちょっとビッグな感じがして興味はないけど、
手の届く範囲のデータとはともだちになりたい。
とりあえず、Rを使えるようになります。今さらながら。

2) 電子工作なひと、になる。

MAKEとかはんだづけとか、
それっぽいキーワードをちらつかせつつ、
実は全く電子工作ができないんです。。

たしなむ程度には、電子工作ができるようになりたいし、
そういう友達もできるといいな。

家で眠っているトラ技の付録を、さしあたり。

友達できるといいな(ここ重要)。

3) このブログをもっと書く。

なんかこのブログを見返すとここ最近、
聴いた音楽のメモくらいしか書いてなくて、
もうちょいまとまった文章を書いた方がいいんじゃないかと他人事のように思った。

ツイッターも楽しいけど、
もっと鬱々と文章を書きたい。

このブログを見ててもわかると思うけど、
俺は文章を人にわかるように書くの苦手で、
いきおい気を抜くと文章を書かない方へ書かない方へとフェードアウトしてしまう。

もうちょい自分を痛め付ける年にしたいなと思うんです。
毎年こういうこと言ってる気がするけど。

まあそんな感じです。
今年もよろしくお願いします。