2009年10月30日金曜日

国際協力コンソーシアムVol.5~あなたと国際協力をつなぐものは一体なに!?~

国際協力に興味があるひとへ。

ICC関西が全力をもってイベントを開催します。

ファシリテーター講座とディスカッションだけというシンプルなイベントですが、
ほんとにおすすめなので、
ちょっとでも興味に引っかかったらぜひ行ってください!


(転送歓迎)
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【国際協力コンソーシアムVol.5】
~あなたと国際協力をつなぐものは一体なに!?~
12月12日13日(一泊二日)@京都府立ゼミナールハウス
主催:ICC関西
http://www.icc-kansai.org/event/261.php
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ICC関西は、関西の国際協力系学生団体におけるネットワーク構築を目指し、活動しています。今回のイベントでは、国際協力の現場で必要なスキル習得の機会と自己の国際協力に対する問題意識を語り合う場を提供します。

<内容詳細>

①ファシリテーター講座

この講座では、一般に考えられているような、ワークショップの進行役としてのファシリテーターという枠を超えて、途上国での援助活動やNGOなどの組織運営で活用可能なファシリテーションの技能を習得することを目指します。 
講師は、参加型開発研究所主宰の中田豊一氏をお招きしています。
この講座を受けることで、例えば、プロジェクト活動先の現地の人々との対等な関係作りのための対話術や、さらにその関係から一歩踏み込んだ、課題解決に向けた質問法を身につけることができます。
このファシリテーター講座は、中田氏の国際協力の現場第一線での経験と行動科学の理論に基づき、独自に体系化させたものです。他では経験できない「目からうろこ」が落ちるような瞬間が、あなたにも訪れること請け合いです。


② ディスカッション

ファシリテーター講座で学んだことを活かし、国際協力に対する自己の問題意識や想いを語り合い、新しい方向性・問題解決への道を模索するためのディスカッションをおこないます。このディスカッションでは、オープンスペーステクノロジーというファシリテーション手法を使用します。この手法を使うとどうなるので しょうか?
ディスカッションの結果や方向性は全くわかりません。
「私達の世界を豊かにするための将来の課題と機会とは?」というメインテーマが決められているだけです。個々のディスカッションは、参加者の提案でテーマが設けられ、話し合いがもたれます。
例えば、以下のようなディスカッションがあるかもしれません。
「どうしても国連職員になりたい!」
「もっとみんなに世界の貧困問題を知ってほしい!」
「チームのみんなが同じ目的を共有できない」
中田氏の講座で得たスキルを用い、このディスカッションに挑むことで、多様な視点からの様々な意見が飛び交うことを期待しています。


<日程>

時間 当日スケジュール
12月12日(土)
13:00~13:10 開催の挨拶
13:20~13:50 アイスブレーク
14:00~18:00 ファシリテーター講座
(講師:参加型開発研究所主宰 中田豊一氏)
18:00~20:00 夕食、入浴
22:00~22:00 ディスカッション、別室でミニワークショップも同時開催
22:00~ 就寝、もしくは、自由時間
12月13日(日)
9:30~10:00 アイスブレーク
10:00~12:00 ディスカッションの続き
13:00~17:00 ディスカッションの成果の共有
18:00~ JR京都解散、お疲れさま会(自由参加)



【日時】
12月 12日13:00~ 13日17:00

【場所】
京都府立ゼミナールハウス(http://www.kyosemi.or.jp/
※当日JR京都前、新都ホテルから無料送迎バスで会場に向かいます

【参加費用】
参加費用 8000円(宿泊費、食費込み)
※当日支払い

【参加方法】
こちらのページから
件名‚に「国際協力コンソーシアムVol.5」、
本文に、名前、所属先、当日連絡先(携帯メールアドレス、携帯番号) と記載し、送信してください。

【予定定員】
約30~40名

【応募締め切り】
12月4日
先着順ですのでお早めにお申し込みください。
たくさんのご応募、お待ちしております♪


<講師紹介>

*中田豊一氏
現在、参加型開発研究所主宰として、途上国の開発援助現場での調査研究・NGO職員のための研修・コンサルティングに力を入れている。他にも、非常勤の役 員として、NPO法人シャプラニール市民による海外協力の会代表理事、NPO法人市民活動センター神戸理事長、NPO法人ソムニード代表理事(共同代表) など、数々の開発援助分野の第一線で活躍している。

<ファシリテーター紹介>

*鈴木陵氏

1987 年生まれ。関西学院大学総合政策学部在籍中。高校時代に読んだ本がきっかけで国際協力分野に興味を持ち、大学入学と同時に国際交流・国際協力支援団体 CLUB GEORDIEに所属2008年度には事務局長を務める。開発教育などの参加型の学びの場との出会いをきっかけに、ワークショップなどの場づくりに関心を 寄せている。
現在は教育分野のNPOシチズンシップ共育企画に所属し、「セルフカルチャープログラム」と「教育ファシリテーター講座」を担当。自身もファシリテーターとしての「あり方」と「やり方」を磨くべく修行中。



<ちなみに・・・>

あなたが団体運営の中でなにか悩みを感じているなら、
ICC関西に相談してみてください。
そしてもし、時間が許すなら、ミーティングに遊びにきてみてください。
ICC関西ならきっと、あなたのお役に立てるはずです。
お気軽にメールしてくださいね!

↓連絡は、こちらからどうぞ!  

【お問い合わせ】

関西国際協力コンソーシアム(ICC関西)
HP: http://www.icc-kansai.org/

2009年10月29日木曜日

ウルトラマーケット、閉鎖?

ウルトラマーケット:閉鎖へ 演劇より災害備蓄 大阪市の方針転換に小劇団困惑(毎日.jp)
http://mainichi.jp/kansai/news/20091028ddf041040009000c.html




ウルトラマーケットというのは、大阪城ホールの倉庫をいくつかの劇団が合同で借りて劇場としている場所だ。
それが、本来の倉庫に戻るのだという。


ウルトラマーケットを使用している劇団は、南河内万歳一座を筆頭にして「天下の台所改善実行委員会」という、粋な名前の集団を形成している。
そこに名前を連ねている劇団は、

南河内万歳一座
演劇集団よろずや
クロムモリブデン
劇団Ugly duckling
デス電所
南船北馬一団
未来探偵社
ランニングシアターダッシュ

と、有名どころが並ぶ。


関西の小劇場は、次々と閉鎖されている。

劇場がないというのは、
単に発表をする場がないというだけではない。
交流が断絶する。
新しいものが創造されない。

場所がなくては、
なにも生まれないのだ。

そういう状況に危機感を持った劇団が、
自分たちで小劇場をつくっていく。
ただの倉庫が、劇場になる。
それ自体がとても演劇的だ。

毎年、
春には「大阪城・ウルトラ春の乱」
秋には「大阪城・ウルトラ秋の乱」
という演劇フェスティバルが開催され、
関西の演劇シーンを盛り上げてきた。



とか知った顔で語ってるけど、
俺はウルトラマーケットのことをよく知らなかった。
ウルトラマーケットは、ぐぐってもあんまり情報が出てこない。
でも、断片的な情報がいちいち刺激的だ。
自分達でつかみとって、つくっていっている感じがして。




なのに、
ほんとになくなってしまうのだろうか。


思うに大阪の文化行政は、場所の大切さを軽視している。
フェスティバルゲートにしてもそうだし、
精華小劇場にも、
3 利用期限について
現時点では、元精華小学校や幼稚園を含む全体の利用計画が決定されていないため、その決定次第で利用状況が変更となる場合がある。
よって、当面、暫定利用としたい。暫定使用であるため過大な投資を避けるべきだという制約があるが、この期間を劇場として定着するためのいわゆる「パイロット事業期間」として活用し、今後の展開につなげていきたい。(精華小劇場公式HP
という制約がついている。


その場所でしか生まれないもの。
その場所に蓄積されてきたもの。
その場所を中心につながる縁。

それらはすべて、
「その場所」が失われれば、積み木のように脆くも崩れ去る。


でも、ほんとに失われてしまうのか、わからない。
と思いたい。
南河内万歳一座が11月17日に会見を行う。
ウルトラマーケットで生まれ、蓄積されてきたエネルギーがどこに向かうのか。
その行く末を見届けたい。


…まだウルトラマーケット行ったことないけど(笑)

これ観にいこうかな。

維新派「ろじ式」
http://www.ishinha.com/en/news/143.html

維新派、知り合いが好きっていってて、ずっと観たかった。
↓これめっちゃすごそうじゃない!?





もいっこ。

劇団Ugly Duckling
「標準Zero in」
http://blog.ugly-d.com/article/32643071.html




↓あと、これも観に行きたいかも。

チェルフィッシュ
「クーラー」
http://chelfitsch.net/next_performance/

でもチェルフィッシュは抽象的な感じがして観にいくのが怖い。
おもしろい?

2009年10月28日水曜日

【メモ】pTexLiveをUbuntuに入れるには

参考サイト:
ptexlive

http://tutimura.ath.cx/ptexlive/
pTexLive README
http://tutimura.ath.cx/~nob/tex/ptexlive/0README

iso.lzmaの読み取り
http://tutimura.ath.cx/ptexlive/?iso.lzma%A4%CE%C6%C9%A4%DF%BC%E8%A4%EA

TexLive
http://www.tug.org/texlive/

Ubuntu Japanese wiki: Tex
https://wiki.ubuntulinux.jp/JapaneseLocalizedDerivative/LaTeXForJapanese

Lyx
http://www.lyx.org/WebJa.Home


1. texliveのiso.lzmaをダウンロードする
2. md5をチェック
3. "lzmadec"をインストール
4. lzmadecでiso.lzmaを展開
5. isoファイルをマウント
6. Tex Liveをインストール
7. pTexLiveをダウンロード
8. ptexlive.cfg の中で、TeX Live 2008 DVD のマウント先を指定
9. make
10. make install
11. パスを通す。

みたいな感じ?
ほとんどptexliveのサイトからのコピペやけど。


まあ正直platexを使った方がぶなんだけど、
Ubuntu wikiには「apt-get install latex-env-ja」 ってやればいいって書いてあるのに、
パッケージが見つかりませんってでるのはなぜ?

青年団「東京ノート」

国立国際美術館で青年団の演劇、「東京ノート」を観てきた。

美術館が舞台の演劇を、
ほんとに美術館を舞台にやるという、
不思議な空間だった。
どこまでが演劇で、
どこまでが観客なのかわからなくなる。


平田オリザの演劇を観てるといつも、
うまい、と思う。
まあ「いつも」というほど観たことないけど。
それは、設定の臭わせ方であったり、
演技の細やかさであったり、
微細な感情の描き方であったり。


演劇は、旅行によく似ていると思う。

旅行をするとき、
乱暴に言えば人間は二つのタイプに分けられる。

ひとつは、「違い」を見るタイプ。
「すごい! 都会ではこんな自然ないよね!」
「日本じゃありえない!」
みたいな絶叫を繰り返す。

もうひとつは、 「同じさ」を見るタイプ。
「あ、これ○○と似てる」
「これっていわゆる○○だよね」
みたいな分析をつぶやく。



世界は、よく似ていて、ぜんぜん違っている。
そんな、当たり前のこと。

違いの中に共通点を見つけられる。
同じ中に相違点を見つけられる。

そういう構造はたぶんあらゆるものにあって、
たぶん演劇でもそうで、

例えば、松尾スズキは「違い」を強調する。
普通にはない境遇の主人公が、
普通にはない世界を生き抜いていく。
偏見とか差別とか、日常には表に出てこない「違い」でどぎつく塗り固められた中に、
なぜか不思議な「同じさ」を感じてしまう。


一方で、平田オリザは「同じさ」が際立つ。
日常とあまり変わらないような、どこかで見た光景の中に、
ちっちゃく揺れ動く人間の心が丁寧に描かれる。
小さな喜びとか悩みとか、
ぎこちなさとか隠してしまうこととか。
日常と「同じ」空気の中に、
新鮮な「違い」に気付かされる。


演劇の世界の中を旅行しに、
俺たちは劇場に行くのだ。

違うとか同じとか。
その世界がどう見えるのだろう。


ところで東京ノートの最後のほうに、こんな場面がある。

ちょっと空気が読めない中年女性が、また突然、脈絡もなくサンテグジュペリの「星の王子様」の話をし始める。星の王子さまの中に、肝心なこと目には見えない。心で見なさい、みたいな台詞がある。それに対してその女性は、
でもさ、心でなんか見えないよね。 心でなんて、どうやって見るのっ!?
と、少しおどけた調子で言う。ちょっと笑う。
あんまり面白くないツッコミだ。
相手も、どこがおもしろいのか分からないけどまあ合わせとこうか、みたいな感じで、笑う。

二人で笑って、
少し間があって、
中年女性は一言付け加える。

心、みんな違うでしょう。


この一言が、なんかとても衝撃的だった。
何を言わんとしているのかよくわからないけど、
なんとなく感動した。
うまい。

2009年10月23日金曜日

Maximo Park

無事Ubuntuをインストールできたけど、
Karmic Koalaはムリで、Jaunty Jackalope(軽快な角ウサギ)になった。

宿命じゃなかったのかな。
まあいいや。




Maximo Parkって、そうか、この曲のバンドか。
と思ったので忘れないようにクリップ。

2009年10月22日木曜日

宿命のコアラ

グッバイマッキントッシュ。


今日、
Mac miniにUbuntu Karmic KoalaのNetbook版をインストールする。
気づけば最近ネットしか使ってないし、まあいっかと思って。


↓Netbook版はこんなかんじになる。



いずれMacを止めようとは思っていた。
宿命だ。


ではなぜ即座にMacを止めなかったかというと、
これはMacにイラっときた大きな理由の一つでもあるけど、
iTunesの曲が移せないことがある。

LinuxにはiTunesがない。
まあwineを使えば動くこともあるけど。

自分で買った曲なのに、
自分のパソコンに移せないってどういうこと?
その狡猾な囲い込み戦略にいらっとくる。

でもそれも、
15曲ずつくらいオーディオCDとして焼けばもっかい読み込める。
10枚ものCDを焼くのはめんどいけど。


伸びるMacの魔の手。
コアラとの宿命の出会い。



でもほんとにインストールできるのかな。。

しばらくブログ更新がなかったら、
インストール失敗したと思ってくれて差し支えないです笑

2009年10月20日火曜日

水都大阪の写真

水都大阪が終わって早一週間。
何か見えたような、見えなかったような、そんな日々を振り返らなくては。と思いつつもう一週間だ。

とりあえず写真を載せます。
感想はまた。

今回は、全体的に写りが悪い。
曇りだったからかな。反省。


ラッキードラゴン。台風の次の日で川はゴミだらけ。



要らなくなったおもちゃでできた恐竜、トイ・ザウルス。
赤い方が母親、青い方が父親。



要らなくなったおもちゃでできたお城。




トイ・ザウルス。
この黄色いのは子どもです。
京都のギャラリーで11月21日まで展示されてるので、機会があったら観に行ってね◎



ヤノベケンジ「ジャイアント・トらやん」。
今回はたまに動くだけだったけど、ホントは火炎放射ができるらしい。



淀川テクニック「金チヌ」。淀川と大阪湾のゴミでできている。



風でキラキラ揺れる金属片。
ひとつひとつに小学生の願い事が書いてあって、じっくり見るとけっこう面白い。



風で揺れると音が出る。
こういうのが会場中にちりばめられて、妙な音を出していた。



段ボールでできた船。
もらい手募集中ってなってたけど、行き先は見つかったのかな。



インフォメーションの建物。
周りの壁は土壁で、手形がびっしり。俺の手形もある。


 
wahというアーティストの「紐タワーをつくろう」というワークショップ。
風船にいろんな方向から紐をつなげて、風船を上げると、あやとりのタワーのように紐のタワーができる。とっても細くて、ゆらゆら揺れるタワー。

このアーティストはけっこう面白い。うまい棒を一万本積み上げたりしてる。



巨大サッカーゲーム。
人形たちは毎週塗り替えられる。
最終週には某猫型ロボットと、某メガネ小学生がいた。
なぜか、その某メガネ小学生が原作のキャライメージに反して、エースストライカーのポジションにいたのが印象的だった。



ご当地体操を考えるアーティストの「水都体操」。
前夜祭では、橋本知事も平松市長も踊らされたという。
色んな意味で。



日本で唯一のプロ砂像家がつくったドラゴン。
表面はスプレーのりで固められていて、台風をも堪えうる防御力をもっている。ラスボス級の堅さ。
ちなみにこの砂場は誰でも遊べて、橋本知事がお忍びで何回も来ていたという。



文化座劇場という建物で、ライブとかトークセッションをやっていた。
自分の持ち場があったので行けなかったけど、音楽が漏れ聞こえてくるのがいいBGMになっていた。

そんないい雰囲気を出しながらも、
構造的にはギリギリ感が漂っている。
亀裂が入ったり雨漏りしたりするのを騙し騙し延命していた。
ほんと、川に沈まなくてよかった。



カラーのガムテープで、
浅井祐介というアーティストのひとが描いた植物模様。
あ、テープ貼るのも「描いた」って言うのかな?



絶滅危惧種の動物を白黒で板に描いたのが、会場中に展示されている。
写真で見ると立体っぽいけど、ほんとはぜんぜん平面で、その平面感と立体感が入り交じったのが不思議な感じ。



バンブーフォレストという、竹で組まれた構造物。
新聞のこれをつくった人のインタビューが載ってて、
「勘でつくっていると思われるかもしれないが、きちんと緻密に構造計算をして設計している。科学技術の勝利です。」みたいに自信満々に言っていたが、
よく見るとところどころで竹が折れている。
勝利の中に、敗北の芽を見た。



ポリフといって、ポリ袋を熱で圧着させてつくったフラッグ。
くっつけたいポリを、引っ付かないようにクッキングシートで挟んでアイロンをかける。



ポリクラフト。ビニール袋を細切りにしてつなげていく。



ハンガーの飾り。



かえる工房。
俺は、主にここにいた。



ハンガー。
一見するとハンガーってわからないけど。
ホットボンドと針金でくっつけた。
クリスタルの結晶をイメージしてつくったらしい。



ペットボトルのソファー。



ペットボトルのイスとテーブル。



かえる工房の小屋の後ろ側。
ハンガーでつくった海の生き物で彩られている。



ぬいぐるみカーテンと、俺。
ここは、「かえっこ」といって、いらないおもちゃを持ってきて交換する、お金の要らない子どもの遊び場だった。



ポリフでつくった服。
着ると、固くて動きにくいばかりか、脇の辺で角が痛い。



かえっこ屋の看板。



ペットボトルのソファーとテーブル。



外から見た中之島。



夜。会場を囲む川には光の船が行き来する。
これはなんかファイアーダンスっぽいの。



風船の中にLEDを入れたものをそれぞれ手に握っている。
この船が12隻川を行き交う様子は壮観だった。



剣先公園にある、噴水。
たしか安藤忠雄が提案した。


以下、おまけ。
水都大阪とは関係ない写真です。


さびれたボート乗り場。
昔の水都の名残な気がした。



コルテオのテント。
観に行きたい!



水都大阪はどうでしたか?
もしも見に行ったひとは感想を聞かせてねー◎

2009年10月19日月曜日

【本】コミュニケーション力を引き出す

ブログを模様替えしました。
しかししょぼいデザインやな。。
またそのうち改善します。



読書の秋。
ということで、いろいろ本を読んでいこうと思う。



この本、あと1年前に欲しかった。

とは思う内容のピンポイントさだけど、正直読みにくい。
「K社の実例」という蓮行の英雄譚の部分が長過ぎることとか、
平田オリザの「コンテクスト」という概念が説明されてないこととか、
平田オリザも蓮行も好きだから、
もったいないなーと思う。

コミュニケーションは、個人の努力や才能の問題ではなくて、
環境や関係性に強く影響を受ける。
その最も大きな影響のひとつに、教育がある。
日本は、教育に演劇が取り入れられていない唯一の先進国だ。
かつては強い同調圧力を働かせていればそれで意思疎通はとれたが、
今はもう多様性の時代であり、多様な個人を尊重しながら対話をする力があらゆる場面で求められる。
その解決策は、演劇しかない。
なぜなら、コミュニケーション力は、何かを共同で作り上げることや、他人の立場になって考えることでしか磨かれないからだ。

みたいなことが書いてある。
ところどころ言葉足らずだけど、
とにかく面白いので本屋で立ち読みしてみてね。


ところで、蓮行って?

蓮行さんは、劇団衛星という劇団の代表をしている。
劇団衛星は、正劇団員はみんなバイトをかけもちせずに生計を立てている希有な集団だ。
この本では、演劇ワークショップによる研修で培ったノウハウが書かれているが、
他にも、裁判員制度が始まるのに合わせて「大陪審」というマルチエンディング型演劇を上演したり、
学校教育に演劇的手法を導入する「演劇で学ぼう!」というプロジェクトに参加したり、
悪く言えば、キワモノで、
よく言えば、いろいろ面白いことをしている。


もう5年前になるけど、
蓮行さんのワークショップを受けたことがある。
この本の中で語られている「奥義! あくび卵発声」を教わったのを思い出して、
なんだか懐かしくなった。

そんな、奥義を授かったはずなのに、
最近「えっ? ごめん聞こえない」と言われることがよくある。
また発声練習しようかな。

劇団☆新感線「蛮幽鬼」を観に行きます。

決めた!

観に行きます。


劇団☆新感線「蛮幽鬼」
http://banyuki.com/


B席7500円。
値段にビビって手が出せなかったけど、
一念発起、散財します。


値段高いからあんまり強く誘うつもりはないけど、
もしいっしょに行く人がいれば、今日明日中に連絡くださいねー。

2009年10月17日土曜日

EXODUS SUNDAY MARKET EXPO'09

EXODUS SUNDAY MARKET EXPO'09

明日ヒマなひと、このイベントいっしょに行かへん?
あと、民博にも行きたいです。
行くってひとがいれば、ケータイに連絡してなー◎

あいさつ

かもめ食堂」という映画に、
かもめ食堂で働く3人がそれぞれ「いらっしゃい」といってみるシーンがある。

もたいまさこのあいさつは、
ゆっくり「いらっしゃいませ」と深々と礼をして、丁寧すぎる。
片桐はいりのあいさつは、
早口で「いらっしゃい」と言うだけで、ぞんざいすぎる。

そして、小林聡美のあいさつは
丁寧過ぎずぞんざい過ぎず、ちょうどいいよね。みたいな話に落ち着く。


あいさつは難しい。
水都大阪2009で学んだことのひとつは、それだ。

意識が向きすぎると息苦しくて、
かといって向かなすぎると不安にさせる。
ちょうどいい距離感が難しい。
「ここにいていいんだよ」という空気をつくるのは、
並大抵の技ではない。

俺は、客が来ると、
「こんにちは」と言いつつ、
視線は向けずに作業を続けることでバランスを取る。
たぶんぎこちないけど。
演技力が足りない。


視線の使い方はとても大切だ。
例えば、ミーティングでみんなに意見を言ってもらうには2つ方法があると思う。

ひとつは、
「どう思う?」と誰かに視線を向けながら言うこと。
質問があって、対象がいて。
単純明快だ。
時計回りに回して行けば、一通りみんなが発言できる。
でもこのやり方は、振られなければ意見を言わない雰囲気をつくってしまうという欠点がある。

もうひとつは、
「どう思う?」と特定の個人ではなくて、その場に対して問うこと。
これは、とても難しい。
誰かと目が合ってしまえば、
それは「場」ではなくて「誰か」に問うていると誤解されがちだ。


「誰か」ではなくて「場」という得体の知れないものを相手にするという構図は、演劇によく似ている。
いやむしろ、演劇とは場づくりの一種なのだろう。
役者は、目の前にいる他の役者と話しているようでいて、
意識は舞台上すべてに向いている。

「見られている」という意識が人間を役者にする。
それはもう、色んな意味で。

水都大阪にしろ、カフェにしろ、学校にしろ、
「ここにいたい」と思えるような空間をつくるために、
スタッフは巧妙な演技をしなくてはいけない。
それは、おばちゃんの話し相手になったり、
こどもを誉めたりしかったり、
一心不乱に何かをつくっていたり。
水都大阪のメインアーティストのひとり、藤浩志さんも「つくり続けるふりをする。」と言う言葉で、自分に役割を課していた。


「ふりをする」のに重要なのは、あいさつだ。
出会ってから、会話はあいさつではじまる。
もちろん、あいさつをしないことも、
ガンを飛ばすなんていう「ごあいさつ」も、あいさつのうちだろう。
自分の立ち位置とか、相手との距離感を知らせるシグナリング。

例えば水都大阪でいうと、
藤さんは、つくることに没頭している(ふりをしている)から、あんまりあいさつをしない。
俺は、つくること優先だけど聞かれたら答える(ふりをしている)から、「こんにちは」と言ってすぐに視線を作業台に戻す。


あいさつは難しい。
そもそも俺は人見知りなので、
初対面の人間が難しい。
でも、水都大阪を経て、難しいなりにちょっとわかった気がした。




水都大阪の写真は現像中なので、また載せます。

2009年10月16日金曜日

//

WWWの生みの親ティム・バーナーズ・リー氏が今、後悔していること(ZDJapan)

Look at all the paper and trees, he said, that could have been saved if people had not had to write or type out those slashes on paper over the years — not to mention the human labor and time spent typing those two keystrokes countless millions of times in browser address boxes.(NYTimes


ほんとに「//」だけで紙が浪費されるのかな。。
なんかネタっぽい。

2009年10月13日火曜日

北海道の写真

もう一ヶ月前になるけど、北海道に行ってきた。
水フォーラムに行ったメンバーで同窓会をしに。

そのときの写真をいくつかアップしときます。
きれいに撮れたから。


↓朝のウトナイ湖。いずれこの写真を加工してブログのスキンにしよう。

↓苫小牧港


↓ウトナイ湖のハクチョウ。


2009年10月12日月曜日

「しがみつかない生き方」にしがみつく

香山リカの「しがみつかない生き方」という本が売れている。
つまり、「しがみつない生き方」にしがみつく、
という不思議な現象が起こっている。

あることにしがみつない代わりに、
また別のことにしがみつくという、
諸行無常。

俺も買ってしまったけど。しがみつきたくて。



香山リカの本を読んでいると、
その思想には賛同しているはずなのになぜか納得できない、不思議な感覚になる。


その理由はなんとなくわかる。

例えば、「絶対は、絶対にない」と言う言葉をたまに聞く。
これは意味はわかるけれど、
冷静に考えればおかしい。

つまり、「絶対はない」という内容を言いたい。
しかし「絶対はない」ということは、
「絶対にない」ということはない、ということで、
絶対はあるかも、ということになり…

みたいな思考のループに陥る。


絶対はないはずなのに、
「絶対はない」と宣言するときだけは、
「絶対にない」と言っていい。
そういう勝手なダブルスタンダードに、
違和感を感じてしまうのだろう。


香山リカの本は、当たり前のこと(と俺が感じること)を言っている。
しかし、当たり前のことは、
ことさらに口にしないのが「当たり前」だ。
当たり前のことは自然に身につく。


そういう時代が終わったから、こういう本が出ているんじゃないか。
それはそう。確かにその通りだ。
しかし「当たり前のこと」の内容が変わっても、
自然に身につくのが「当たり前のこと」だというのは揺るがない。
本を読んで勉強しないと体得できないことは、
もはや「当たり前」ではないと思う。


しかし、じゃあ「当たり前」だと言わなくていいかというと、それはそんなことはない。
声高に叫ばなければ、当たり前は失われてしまう。


似たようなことがいくつかあって、例えば、

「謙虚が日本人の価値観です!!」とガツガツ主張すること。

反グローバリゼーション系のNGOがグローバルに連帯すること。

「環境に優しいことをしましょう」みたいな内容のビラを大量に刷って配ること。


やった方がいい。
いいんだろうけど。
難しい。




でもたぶん、香山リカの文章を呼んで、いややなと思う理由は、
そういうのに違和感を感じることよりも、
違和感を感じつつも当たり前のことを口をすっぱくして言う役割のひとが社会には必要で、あ、そういう役割が必要と気付いてしまったということは、俺もそろそろそういう役割に回るのか。うわー、もうおっさんやな。
と思わされるからだ。


その「いややな」という感覚こそが、「しがみつない生き方」をするための大きな壁。
モラトリアムにしがみつないことは、とっても難しい。


手を離してみようぜ。

2009年10月8日木曜日

口パク

ディジュリドゥ吹けるようにならないし、
本番は口パクしようかな。


とかいう話ではなくて、
↓面白い口パク動画を見つけた。



これは何が面白いかというと、
先日イタリアのTV番組「Live@Quelli」に出演したMUSE。
番組では、当て振り(口パク)で演奏しなければいけないと言われ、それに反抗してパートを交換。
MATTがドラム、CHRISがギター&キーボード、DOMがベース&ヴォーカルを担当。
演奏が終わった後は、DOMがリード・ヴォーカリストとしてインタビューをされています。

な、なぜ、誰も気付かない…?(岡村有里子オフィシャルブログ


ということで、
演奏(するふり)がめっちゃ雑です。
ドラムのMatthewの適当っぷりが面白すぎる笑
They will not force us
They will stop degrading us
They will not control us

という歌詞にぴったりな感じで、
地味に受けた。

(上の動画、削除されて観れなくなってたら、「Muse live @ quelli」で検索してみたらまだ別のがあるかも)




あ、ちなみに、
ディジュリドゥは循環呼吸で吹けるようになったでー◎
あと音のバリエーションが増やせれば、それっぽく吹けるようになる。のかな?

2009年10月6日火曜日

7日、8日は水都大阪は休みです。

中之島に嵐が来ます。

色んな意味で。


なんて言ってみるものの、
まあ正直、単に台風が来て危ないので休みなだけです。
間違えてこないように。
けっこうこのブログで宣伝してるので、
一応注意しとこうと思って。


また連休中に来てなー!

循環呼吸

ディジェリドゥってどうやって息継ぎするのかな、
と思ってたら、いやな予感は的中。
循環呼吸を覚えないといけない。

循環呼吸というのは、

息を吐いている状態で頬を膨らませ、その部分に空気を蓄える。
膨らんだ頬を元に戻す力を用いて、中の空気を押し出す。
押し出している時間を利用し、鼻で空気を取り入れる。
鼻で取り入れた空気を出す際は、それまでの空気の勢いが変わってしまったり、音が途切れてしまってはいけない。ここが初心者にとっては一番難しいポイントである。(Wikipedia


というのを繰り返すことで、
半永久的に息を吐き続けることができる、
奇跡のテクニックだ。


まあ、息を吐くだけなら意外と難しくなくて、
↓とりあえずこういうのはできるようになった。(この動画は俺じゃないです。)


これから、なんか飲み会で一発芸を要求されたらこれをやろう。
コップの周りが水浸しになるけど笑


でも、息をするのと、音を出すのの間には、天と地ほどの差がある。
循環呼吸で演奏できるようになるのは、めっちゃ難しい。
あと1週間でできるのかな。。

誰かできるひといたら、いい練習法を教えてください!!

2009年10月5日月曜日

あと1週間

水都大阪2009が、あと1週間で終わる。
終わってしまう。

人間は関係性の中で生きていて、
その関係性が全て断ち切られてしまえば、
自分の存在を失ってしまう。
と、メインアーティストのひとり、藤浩志さんは言う。

いま中之島で紡がれている関係性は、
1週間先に途切れる。
中之島という、滅亡すると決まった世界の中で、
俺たちは生きている。


水都大阪を、
たくさんのひとの想いを、
次につなげないといけない。

でもどうやって?


俺が最近暗い気持ちなのはきっと、
その答えが見つからない閉塞感と、
出口のなさに真剣にもがく、アーティストの暗い雰囲気に影響されているからだ。



多くのボランティアのひとは、
ふつうの大学生とか会社勤めなら、その日常に帰ればいいし、
アーティストとして生きていくなら「ひとつの経歴」として次につなげればいい。


けれど、俺は、
遭難してしまう。


水都大阪が、これから俺が考えないといけないことと重なり過ぎている。
つまり、ひとと水との関係性を知ること。紡ぐこと。

逃げ場所がない。
「好きなことをやってもいいよ」と言われた時感じたショックの正体が、
少し分かった気がする。
好きなことではなくて、
やらなければいけないことを、やるのだろう。



アーティストのひとたちも、水都大阪にかける想いはとても深くて、
その分、苦悩も深い。

でも、俺にできることはほとんどない。
それぞれにはそれぞれの
作品があって、
理想があって、
悩みがあって。

つながりながらも、
それぞれ別々の闘いを生きている。

別々だけれど、
この場所に真剣に向き合っている戦友のような。




あと1週間。
なんかすごくひとりで悩んでる気がしてたけど、
そうじゃないことに気付いた。

がんばろう。

まだ中之島に来たことがない人はぜひ来てね!

2009年10月4日日曜日

Thom Yorkeの新曲

Radioheadはしばらくアルバムを出す予定はない。
曲単位でのリリースはあるらしいけど、
やっぱりアルバムじゃないとねー。
と思ってしまうのは、もうおっさんの意見なのだろうか。
iPod世代には通用しない感覚なのかな。


でもまあ、メンバーのソロプロジェクトはけっこうあるみたいで、

ちょっと前に、ドラマーのPhil Selwayがアルバムを製作中だというニュースが流れた。
個人的には、
あのドラマーはスキンヘッドなので、
勝手に親近感を抱いている。

また髪の毛剃ろうかな笑


Thom Yorkeはというと、ツアーをしてるらしく、
LAのライブで新曲をいくつか披露していた。

↓その映像
http://stereogum.com/archives/photo/thom_yorke_echoplex_los_angeles_10209_093601.html


Thom Yorkeがすごく好きだけど、
それ以上にRadioheadが好きだ。
あの混沌とした、けれど洗練された音は、
きっとひとりでは奏でられない。

早くアルバムでないかなー。

2009年10月3日土曜日

ふと気付くと、

「好きなことをやっていいよ」と言われてはじめて、
自分がいま好きなことをやっていることに気付いた。


好きなことなんてやりたくないのに。


それはなんていうか、
ひとに説明できる感覚じゃない。
好きじゃないと気付いてしまうのが怖いのだろうか。
生きてることとか、もろもろ含めて何もかもが。
わからない。


全てに嫌気が差す瞬間がある。
きっと誰にでも。
俺の場合はそれが、好きなことをやってると気付いたときに突然くるだけだ。
落とし穴みたいに。
幸福感はチキンレースによく似ている。


歯車が狂いはじめた気がする。
別に人間関係がうまくいかないとか、
仕事がうまくできないとか、
そういうことじゃなくて。
理由のない些細な違和感。


理由がないから解決しようもない。
まあいっか。

ディジュリドゥ

水都大阪2009のクロージングで、なんか楽器をやるらしく、
俺はディジュリドゥを演奏することになった。
親が旅行で買ってきたのが家にあったから。


俺の理解では、ディジュリドゥというのは、空きビンの口に息を吹いてボーッという音が鳴るのの延長線上にある、
超単純明快な楽器だと思っていたけれど、



えっ?

こんな演奏できるの!?
どうやって息継ぎしてんの??


と、とても反省しました。
↓この辺の動画を観て、ちょっとしばらく練習しようかな。。
Didgeridoo Tutorials Beginner (1) - learn how to play