Throw away your cellphone!
と明石でカナダ人に言われたときのことをふと思い出した。
Museのライブアルバムのタイトル「HAARP」を見て。
はっきり言って書くのはめんどくさい。
小難しいどころか、はっきり難しい。
でも俺は、理系の人間としてこれを書かなくてはいけない気がする。
いつか誰かが「マインドコントロールされるぞ」という脅しにマインドコントロールされないために。
HAARPとは何か。
High Frequency Active Auroral Research Program、高周波活性オーロラ調査プログラムという、アメリカが行っている高層大気の調査プロジェクトだ。
地球の大気は、
という感じになっている。
この中間圏と熱圏の間らへんに、電離層という層がある。
HAARPは、この層を調べるプロジェクトだ。
では、電離層に何があるのか。
この層は、言ってしまえば
陽光に誘われて原子とか電子とかが踊り狂っている層で
この層に触れた電波はいろいろに変化する。
反射されたり、
吸収されたり、
波長が変わったり。
世界は電波でつながっているから、
電離層は時にひとのコミュニケーションを邪魔する。
その仕組みは未だによくわかっていなくて、
それを知るためにHAARPプロジェクトがある。
アラスカにある180本の超高性能アンテナで電磁波を電離層にぶつけて、
その反応を知ることで電離層の仕組みを解明するのが目的だ。
HAARPのメリットは、単に通信の確立にとどまらない。
例えば、電波の反射を考える。
地球は丸いから、普通に考えると電波が届くには限界がある。
地平線より向こうには送れない。
でも、電離層は電波を全反射することができるので、それをうまく使えば地球の裏側までも電波は届く。
例えば、波長の変化を考える。
波長が長い波は、いろんなものをすり抜けることができる。
電離層をうまく使って超長波を水中にある潜水艦と効率よく交信したり、地面に埋もれてるものを探したりできる。
そんな魔法のような電離層。
しかし、まことしやかな噂がいろいろある。
例えば、
強力な電磁波を送ることで電離層をコントロールすることによって、
気象を想いのままに操り、軍事用に使おうとしているという推測。
けれど、電離層に影響を与えるほどの電磁波(太陽並みのエネルギー)は簡単には起こせないし、
気象現象が起こるのは一番下の対流圏(0-17km)で、
電離層(80-300km)とかなり離れていて直接気象に影響を及ぼすのは難しい。
そして、もうひとつが、
HAARPは、アンテナから出る電磁波を世界中に発射して、
電磁波によってマインドコントロールをしようとしている、という推測。
カナダ人も俺にそういっていた。
携帯電話はその電波の受信機であり、
あなたは携帯電話によって政府の意のままに動かされている。
政府の向こうには企業がいて、
あなたが何か商品を買おうとするとき、
それはあなたが欲しがっているんじゃない。
そう思わされているだけなの。
マインドがコントロールされてるんだよ。
だから、ケータイは危ないんだ。
ユー捨てちゃいなよ。
と言われても俺は、ケータイをスローアウェーする気にはなれない。
のはやはり、
マインドコントロールされているからなのだろうか。
俺の心はもはや、KDDIの虜なのだろうか。
その答えは、
俺が自分で考える。
マインドコントロールされているよ、と言われて
その言葉を素直に受け入れる瞬間が、
俺のマインドがコントロールされたときだ。
人は考えるのをやめた時に死ぬ。
そして、精神的に死んだ人間を狙っている輩がいる。
↓例えば、こんなサイト
世紀末超兵器HAARP
http://rerundata.net/08haarp/toc.html
このサイトは、オウム真理教のサイトだ。
(たぶん何もないと思うけど、閲覧するときは自己責任で)
宗教が悪いとは思わないけれど、
カルトに食い物にされることは許せない。
考えることを諦めずに生きていこう。
と強く思った。