2011年2月27日日曜日

ハーフ




「単一民族国家」だという幻想が信じられていた(いる?)日本で、
多国籍、多民族の人間がどのように生きているのか、
みたいなドキュメンタリー。

めっちゃ面白そう!
2011年末に完成を目指してるらしい。

公式ホームページ:
http://www.hafufilm.com/



ところでこのへんはいろいろ難しくて、

「あなたは何人ですか?」と聞かれたら、
よどみなく「日本人」と答えられるけど、

「あなたは何民族ですか?」と聞かれると、
へっ?とか思ってしまう。

「民族紛争」とか「多民族国家」とか、
「民族」という言葉は聞き慣れているのに、
日本には関係ない、他人事だと思ってる自分がいる。
そういえばアイヌ民族とかあったっけな、くらいの感覚。
ずるいやんな、そういうの。

ちゃんと考えないと、と思いつつ、
いつも忘れてしまう。


↓この本になんか詳しく書いてあった記憶がある。もっかい読んでみよう。

民族とネイション―ナショナリズムという難問 (岩波新書)民族とネイション―ナショナリズムという難問 (岩波新書)
塩川 伸明

岩波書店 2008-11-20
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2011年2月23日水曜日

受かりました。

いやいや、シューカツじゃないよ!w
↓これです。


http://www.cotik.org/


たぶん公演は、5月15日です。
続報はまたいずれ。

2011年2月21日月曜日

日本のスパイ機関

ツイッターのウィキリークス公式アカウントが、


とつぶやいて、ツイッター上ではちょっと話題になってるのでちょっとメモ。


「日本にもスパイ機関?! 戦前に逆戻りじゃんヤバいよそれ!」という反応と、
「スパイくらいあって当然でしょ。どこでもやってるし」という反応がある。


ツイッターのリンク先になってる記事は前者の反応。
俺は、よくわからんけど、どっちかというと後者の反応。


http://www.wsws.org/articles/2011/feb2011/wikj-f18.shtmlでは、
2006年9月のドキュメントって書いてあったから、
ウィキリークス上を探してみた。

↓2006年9月ってこれ? 見当たらないけど。。
http://wikileaks.ch/date/2006-09_0.html


うーん、ウィキリークスの使い方が未だにわからない…
ということでソース探しは断念。誰か見つけたら教えてください。


ちなみに、The AgeとかHerold Sunはオーストラリア紙で
自国に配慮してか「日本とアメリカが諜報機関で協力」としか書いてないけど、
World Socialist WebSiteにはもうちょい詳細が書いてあって、
日本、アメリカ、インド、オーストラリアの4カ国で協力体制を作ろうとしたけど失敗した、
みたいな感じらしい。
あんまちゃんと読んでないけど。



そういえば、4、5年前は、
手嶋龍一の「ウルトラダラー」とか、佐藤優とか、
インテリジェンスの話で盛り上がってた気がする。

それ以降日本の情報機関ってどうなったのか、知りたいところではある。
いいか悪いかはまた後で考えるとして。

2011年2月18日金曜日

The King Of Limbs




これを渋谷のビジョンで流すつもりでツイッターでつぶやいたら、
人が集まりすぎて警察から中止を食らったらしい。。


そう、RadioheadのThe King Of Limbsは明日19日ダウンロード解禁!

上の新曲PVを観ても、
トム・ヨークの動きが更に気持ち悪くなってて(笑)、
これは間違いないでしょ!!

待ち遠しい!

ほげー

妨害続き今冬の調査捕鯨中止(NHK)
http://www.nhk.or.jp/news/html/20110218/t10014141891000.html


シーシェパードのせいで、
調査捕鯨が中止になるという。


捕鯨の話はよくわからない部分が多い。
特に、数字の話がよくわからない。




3月中旬頃までをめどにミンククジラなどおよそ850頭の捕獲を目指していました。

とかって書いてあるけど、
統計的にどうとかあんまわからんけど、
850頭って、多いの少ないの?

日本捕鯨協会は「いやいや、ぜんぜん適正ですよ。もっと獲れたらそりゃうれしいですけど」みたいなことを言ってる。
反対派の言い分(例えば:http://chikyu-to-umi.com/kkneko/paper.htm)は、もっと効率的に標本をとればぜんぜんこんなに獲る必要はない、という感じ。


うーん、でもぶっちゃけ、
クジラの研究といえば日本だよね、なんて話は聞いたことない。
ほんとにこれだけの数が必要だとしても、
なんかやり方がずさんなんだろうな、とか直感的には思ってしまう。





もうひとつは、税金の話。

捕鯨事業は、2009年の事業仕分けで「廃止」判定が出ているらしい。
しかし、廃止されずに今も続いている。

調査捕鯨を行なっている日本鯨類研究所の平成21年度収支報告書を見てみると、
(ところでこれ、なんで事業年度が10月から9月なの?)

 ※単位は円

会 費 収 入 103,780,000
副 産 物 収 入 5,780,280,000
国 庫 補 助 金 収 入 794,662,000
調 査 受 託 収 入 404,206,000
借 入 金 収 入 3,698,000,000
基 本 財 産 利 息 収 入 1,420,000
雑 収 入 5,500,000
繰 入 金 収 入 1,379,000,000
D N A 登 録 収 入 14,000,000
受 託 収 入 877,000
特 別 基 金 繰 入 額 327,000,000

当 期 収 入 合 計(A) 12,181,725,000


副産物収入が、鯨肉を売ったお金。

このうち、国庫補助金収入と調査委託収入が、
たぶん国からくるお金。
合わせて11億円ちょい。

これって多いの少ないの?
収入合計が121億円だから、そんな大したことない額?



ちなみに、支出に眼を向けると

役員退職給与引当預金支出 6,248,000
職員退職給与引当預金支出 24,325,000

日本鯨類研究所は、水産庁の天下り先になってるらしい。
この収支報告によると、毎年3000万円くらいが退職金とかの積み立てにいってる。
でも、これくらいならそんな多くない、の?


給与規定とかを見ると、
非常勤で1050万円もらってる理事が9人いる。
これって多いの、少ないの?




なんかそのへんの数字の平衡感覚が俺にはなくて、
どう言っていいものかよくわからない。
なんかでも、ほんとに闘わなくてはいけない相手は、
シーシェパードとかじゃなくて、日本の中にいる気がする。

2011年2月16日水曜日

カンボジアとタイの「戦争」(2)いま

今回の交戦につながる関係の悪化を招いたのは、
去年の12月末、タイの与党民主党の下院議員たちがプレアヴィヒア寺院でカンボジア当局に逮捕されたことだった。

1月下旬に裁判の判決が出て、
7人のうち5人は不法入国罪で執行猶予がつきタイに帰国したが、
右翼系団体「タイ愛国者ネットワーク」の2人はスパイ罪で懲役8年、6年の判決が出て、現在も拘留されている。


こうしたできごとで互いに反感が高まっている中、
タイがプレアヴィヒア寺院周辺で軍事演習を行なうという予定も報道され、
さらに緊張が高まる。

そして、2月4日、戦闘が始まる。
どちらが先に手を出したのかは定かではない。
お互い、相手の方が先だった、と主張し相手を非難する。

その後も断続的に戦闘は続き、
互いの死者は10人ほどになっている。


カンボジアは、
首相が「これは単なる軍事的衝突ではない、戦争だ」と言い、
国連安全保障理事会の介入を望んでいる。

一方、タイは二国間で解決すべきだ、と言っている。
CNNのインタビューにタイの外相は、カンボジアとは仲良くやれるから、そんな大したことないし国際社会の手はいらないよ、的なことを言っている。

この背景には、国力の違いと、国際社会の旗色がある。

タイにとっては、普通に外交交渉をすれば、強い経済力でカンボジアよりも優位に立てる。
だから、自国の優位性を活かすために二国間で、国際社会の横槍を入れずに交渉したい。

しかし、カンボジアとしては、それは困る。
そして、1962年の国際司法裁判所判例などがあるため、
国際社会はカンボジアを支持する可能性が高い。
だから、国連に介入してほしい。


そして、おとつい国連安全保障理事会を間に挟んだ協議があり、
両者の言い分を聞いた上で声明が出された。

"Members of the Security Council further urged the parties to establish a permanent ceasefire, and implement it fully and resolve the situation peacefully through effective dialogue."
(The nation: Authorities should stop stirring the pot needlessly)

しかしこれは玉虫色な文言で、
タイもカンボジアも、自分の都合いいように解釈して
「勝った」と言っている。
(参考:Bangkok Post: Split decision, with both claiming victory

カンボジアが望むように「介入する」とは言わず、
タイが望む「二国間協議」には言及していない。
ただ、闘うのをやめて話し合いで解決しよう、と言ってるだけだ。
どういう風に話し合えばいいか明言は避けている。

その「闘うのをやめて」という部分にしても、
声明が出された数時間後にまた戦闘が起こり、声明の無力さを露呈した。


タイ側の専門家の中には、
カンボジアは事態を悪化させることで国連のPKO派遣を狙っているのではないか、
という見方もある。
(参考:The Nation: Thailand, Cambodia set to face off at UN

確かにカンボジアは、「これは戦争だ!」と事態を煽り、
「タイ側にやられてるんです!助けて!」とアピールし、
国際社会の共感と支援を得ようという作戦のようにも見える。

タイ側が国内の混乱で外交戦略を欠くのと逆に、
カンボジアにはそういう、一貫した強かさがある気もする。

外交戦略なんて、外から見て分かるものでもないけど。


ひとまず交渉の舞台は、
22日に開かれるASEANの会合の場に移ることになる。




その、タイの国内の混乱、のことを次は書くつもりだったけど、
ちょっと先延ばしになりそう。。ごめん。


(続く)

カンボジアとタイの「戦争」(1)これまで

"This is the real war, not a military clash,"


と言ったのは、カンボジアのフン・セン首相だ。

わざわざ「これは戦争だよまじで」と強調するのは、
え、そんなことないよね、とか言ってしまう輩がいるからで、
それは誰かというと、タイ。


先週ぐらいから起こってるカンボジアとタイの小競り合いの話。
不勉強で、ちょこちょこ分からないところがあります。
分かる人は教えてください!




カンボジア領土の、タイとの国境付近にプレアヴィヒア寺院と呼ばれる、クメール王国の遺跡がある。
このあたりの領有権を巡って、タイとカンボジアは半世紀以上もめている。
(分からない点1:なぜこんなプレアヴィヒアにこだわるの?)


Wikipediaによると、
初めて問題が顕在化したのは、1949年以降、
タイが警備兵をプレアヴィヒア寺院に置いて実行支配したことだった。
カンボジアやフランスはタイに抗議したが協議はまとまらず、
1959年、カンボジアは国際司法裁判所に提訴する。
(わからない点2:国際司法裁判所って、両国の合意がなくても裁判できるっけ?)

その後、1962年、カンボジアの訴えを認める判決が出る。

これまで国境に異議を唱えたことがなかった、というのがタイが敗訴した原因だが、
歴史的に「領土」という概念があんまりない国家に、
フランスが勝手に地図をつくって「これでいいよね」と言っても、
そら異論とか唱えられないでしょ、とか思うけど。


まあともかくも、この出来事を経て、
国際社会的には寺院はカンボジアのもの、ということが確かめられた。


英語版ウィキペディアを見てると、その後もちょいちょいいざこざがあったみたいやけど、
ここでは割愛。


寺院周辺での交戦はここ数年断続的に続いているけど、
そのきっかけは、
2008年、カンボジアが、プレアヴィヒア寺院を世界遺産として応募したこと。
世界遺産登録はタイ政府の支持もあって進められていたが、
これに、タイの国内世論は声を荒げる。売国奴が!的な感じで。

激しい反対を受けて政府は支持を撤回、
しかし、カンボジアはタイの抗議を無視して応募を取り下げず、
同年7月にはUNESCOから世界遺産として認定される。

これに抗議したタイは、プレアヴィヒア寺院に軍隊を送り込み、
同年10月、交戦が始まる。

以来、何度も停戦合意をしつつも、
また小競り合いが起こる、という事態が繰り返されている。


UN urges restraint in deadly Thai-Cambodia clashes(AFP)
http://www.youtube.com/watch?v=nJhXRusM8K4


(続く)

2011年2月15日火曜日

Florence and the Machine

グラミー賞で日本人が4人受賞したと世間は湧いてるけど、
俺は、このバンドが新人賞取れなかったから不満!

ボーカルのFlorence Welchを中心とするイギリスのバンド。
ブラーのツアーの前座とかやってたらしい。







二つ目の動画でFlorenceがしゃべってるとこ初めて見たけど、
はにかんだような、消えてしまいそうなしゃべり方がなんかまじでツボやった!
ギャップ萌え、的な?w


すごいと思うのは、
消えてしまいそうな声の延長線上に、
こんな力強い歌があること。

消えないように声を絞り出して歌ってるんだろうな。

その跳躍力がすごい。好き。

風船みたいな、

「じぶんでじぶんを、ぎゅっとしてあげて」
なんて偉そうなことをこないだひとに言ったけど、
そんなの自分が一番できてないなー、
しかもなんか違うなー、
とかってぼーっと考えてる。


自分で自分を大切にしたりとか、
自分を許してあげたりとか、
そういうの、苦手。
俺は、忘れることでしか、
自分と向き合わないことでしか、
前に進めない。

向き合いたくない部分を掻き出していって、
からっぽの風船みたいになって、
誰かにぎゅっと握りしめていてもらわないと飛んでいってしまいそうなほど、俺の存在というのは軽い。


じぶんでじぶんを、守ることはできる。
ぎゅっと膝を抱えて小さくなって、
誰かに怯えて身を固くすることはできる。

でも、じぶんでじぶんを、つなぎ止めることはできるんやろうか。
自分の軽さを、どうすればいいのか。
よくわからない。

風船のようにふわふわする日々が、もうちょい続きそう。