2009年10月5日月曜日

あと1週間

水都大阪2009が、あと1週間で終わる。
終わってしまう。

人間は関係性の中で生きていて、
その関係性が全て断ち切られてしまえば、
自分の存在を失ってしまう。
と、メインアーティストのひとり、藤浩志さんは言う。

いま中之島で紡がれている関係性は、
1週間先に途切れる。
中之島という、滅亡すると決まった世界の中で、
俺たちは生きている。


水都大阪を、
たくさんのひとの想いを、
次につなげないといけない。

でもどうやって?


俺が最近暗い気持ちなのはきっと、
その答えが見つからない閉塞感と、
出口のなさに真剣にもがく、アーティストの暗い雰囲気に影響されているからだ。



多くのボランティアのひとは、
ふつうの大学生とか会社勤めなら、その日常に帰ればいいし、
アーティストとして生きていくなら「ひとつの経歴」として次につなげればいい。


けれど、俺は、
遭難してしまう。


水都大阪が、これから俺が考えないといけないことと重なり過ぎている。
つまり、ひとと水との関係性を知ること。紡ぐこと。

逃げ場所がない。
「好きなことをやってもいいよ」と言われた時感じたショックの正体が、
少し分かった気がする。
好きなことではなくて、
やらなければいけないことを、やるのだろう。



アーティストのひとたちも、水都大阪にかける想いはとても深くて、
その分、苦悩も深い。

でも、俺にできることはほとんどない。
それぞれにはそれぞれの
作品があって、
理想があって、
悩みがあって。

つながりながらも、
それぞれ別々の闘いを生きている。

別々だけれど、
この場所に真剣に向き合っている戦友のような。




あと1週間。
なんかすごくひとりで悩んでる気がしてたけど、
そうじゃないことに気付いた。

がんばろう。

まだ中之島に来たことがない人はぜひ来てね!

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