水都大阪2009が、あと1週間で終わる。
終わってしまう。
人間は関係性の中で生きていて、
その関係性が全て断ち切られてしまえば、
自分の存在を失ってしまう。
と、メインアーティストのひとり、藤浩志さんは言う。
いま中之島で紡がれている関係性は、
1週間先に途切れる。
中之島という、滅亡すると決まった世界の中で、
俺たちは生きている。
水都大阪を、
たくさんのひとの想いを、
次につなげないといけない。
でもどうやって?
俺が最近暗い気持ちなのはきっと、
その答えが見つからない閉塞感と、
出口のなさに真剣にもがく、アーティストの暗い雰囲気に影響されているからだ。
多くのボランティアのひとは、
ふつうの大学生とか会社勤めなら、その日常に帰ればいいし、
アーティストとして生きていくなら「ひとつの経歴」として次につなげればいい。
けれど、俺は、
遭難してしまう。
水都大阪が、これから俺が考えないといけないことと重なり過ぎている。
つまり、ひとと水との関係性を知ること。紡ぐこと。
逃げ場所がない。
「好きなことをやってもいいよ」と言われた時感じたショックの正体が、
少し分かった気がする。
好きなことではなくて、
やらなければいけないことを、やるのだろう。
アーティストのひとたちも、水都大阪にかける想いはとても深くて、
その分、苦悩も深い。
でも、俺にできることはほとんどない。
それぞれにはそれぞれの
作品があって、
理想があって、
悩みがあって。
つながりながらも、
それぞれ別々の闘いを生きている。
別々だけれど、
この場所に真剣に向き合っている戦友のような。
あと1週間。
なんかすごくひとりで悩んでる気がしてたけど、
そうじゃないことに気付いた。
がんばろう。
まだ中之島に来たことがない人はぜひ来てね!
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