2012年4月1日日曜日

ぽいっ。

明日から社会人。

思えば俺は「ぽくない」と言われることに全神経を注いできた。
常に、所属しているところからはみ出るためにはどうすればいいのかを考えてきた。たぶん。
けっきょく「A型っぽいね」とか「京都っぽい!」とか言われたとしても。
注いできたったら注いできた。

しかし、
「ぽくない」と言われるためには、何が「ぽい」のかを知る必要がある。
「ぽい」を踏み外し過ぎると、ただの「ない」になってしまう。

ならば「社会人っぽさ」って、
というかむしろ「社会人」って、何なんだろう。
「社会人」は文字通りなら、社会にいる人を指しているはずだけど、
巷で囁かれているには、そのほんの一部をしか範疇に含まないらしい。

とすると、
「明日から社会人」なんて冒頭で豪語したけれど、
実は公には知られていないが社会人というのは許認可制だったり世襲制だったりリース契約制だったりするかも知れず、
その場合、俺は無許可で社会人を名乗った罪に問われお縄頂戴、
てなことにもなりかねない。

ここはひとつ慎重に、社会人とは何かを耳をそば立てて学ぼうと俺は思うのです。
しばらくは薄氷を踏むように恐る恐る、
「これはダメ」という落とし穴を避けるようにしか歩けないけれど、
いずれ「社会人」という本質の上に片足立ちとか三点倒立とか、できるようになりたいのです。

「ぽくない」に足を踏み出せる力が、欲しい。
何かを跳び越える力がいつだって欲しい。
アクロバッティブに生きたいわけじゃなくて、
いつか、行きたい場所とか行かないといけない場所ができたとき、そこに行くために。


社会人について何かご存じの方はご一報ください。

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