2012年4月8日日曜日

「信じられるデザイン」展


東京ミッドタウン・デザインハブ5周年記念/第33回企画展
「信じられるデザイン」展

http://www.designhub.jp/exhibition/2012/03/15-1500.html


に行ってきた。
51人のクリエイターが、「信じられると思うデザイン」を挙げて解説する、という展示。
信じられるってどういうことか考えた。
以下、軽くメモ。


展示の中に
「信じられる」と「信用できる」の差異について語っているのがあって
「信じられる」というのは能動的な行為で、
「信用できる」は受動的な、うんぬんかんぬん。
みたいな細部は覚えてないけど、なんとなく共感した。

だいぶ前に書いたことにも近いけど、
「信じる」かどうかは、相手によるのではなくて自分で選ぶものだと思う。
その意味で「信じられるデザイン」というタイトルには、
「信じられる」ものをしか信じようとしないナイーブさを感じてしまう。
なんか違うんじゃない、それ?
問われるべきは、信じられるか信じられないかじゃなく、
信じるか信じないか、だと思う。

一方で、また別の展示に、
ポルシェは「かんぺき」じゃなくて「あやうい」から好き、
みたいなのがあったけど、
これは逆に「信じられない」から、自分で能動的に「信じる」ことをしなくてはいけない。
「かんぺき」じゃないから、欠損を「信じる」ことで埋めないといけない。
「あやうい」ことが「信じる」を際立たせているように思う。

未完成をデザインする、ということばを思い出した展覧会だった。

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