2011年9月15日木曜日

過剰なQ&Aというハレーション

ザ・インタビューズを使い始めて10日。
なんとなくクセが分かってきた。

(今月一杯で使うのやめるので、なんかインタビューしたいなら今のうちだよーw)



質問に答えるのって、どんなふうにしますか?

俺の場合は、
まずはこちらが聞き返すところからはじまる。
「え、このことばってどういう意味ですか?」
「これは、いまどう思うかですか? そのときにどう思ったかですか?」
みたいなこまかな確認で、聞く側と答える側の間で共通認識をつくる。

相手が何を聞きたいのか、
それを聞くことで何を知りたいのか、
どんな温度の答えが欲しいのか。

それがわかってようやく何を答えるか考えはじめられる。



なのに、ザ・インタビューズでは、聞き返す相手がいない。
そのくせ、どんなに質問の意味がわからなくても、
なんか面白いことを答えられないと負け、みたいなプレッシャーがものすごい。

そう、「負け」ということばがすごくしっくりくる。
だんだんインタビューが勝負に見えてくる。

いい質問してやったぜ!みたいな質問者と、
いい答えを答えてやったぜ!みたいな回答者との、
ドヤ顔対決、的な?



だから、聞きたいことを聞いてるとか、
答えたいことを答えてるというよりは、
いいこと言わないと、というプレッシャーに押されて答えてる気がする。

だからいい質問にいい答えが出る。
それはそれで面白い。

別に噓を言ってるわけじゃないし、
いいこと言おうとして言うから、
渾身の答えを打ち返せるわけで、
きっと面白い。
2割増くらいで面白いに違いない。
面白さがインフレを起こしている。


でも、そういう過剰なコミュニケーションに興味がない。
これが勝負だったらいいけど、インタビューだとは思えない。いっそ「ザ・オオギリーズ」 とかに改名すればいいのに。


たぶん好き嫌いの問題だと思うけど、
俺は、ここの過剰性になじめない。

ハレーション気味のやりとりに目が眩む。
過剰なことが肌に合わない。
なんでかよくわからないけど。

なんでなんやろうね。
誰か、なんで俺がインタビューズが嫌いかインタビューしてよ(笑)。
もちろん、直接会ったときに。

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