2012年1月22日日曜日

Appleの児童労働のこととかのメモ

アップルの児童労働に関する話が流れてきて、ちょっと調べたことのメモ。
(注:リンク先あんまりちゃんと読んでません)


まず、「Apple Child labor」でぐぐると、ちょうど1年前くらいの記事がいっぱいでてくる。

↓たとえばこれはテレグラフの記事。
Apple's child labour issues worsen
http://www.telegraph.co.uk/technology/apple/8324867/Apples-child-labour-issues-worsen.html

なんで1年前の記事が多いかというと、アップルの2010年度「Supplier Responsibility report」が出たかららしい。
その中で、アップルの下請けの児童労働の問題を、アップル自身が糾弾しているという。

これを「下請けにまで責任を持つなんて、さすがアップル!」と言うか、
「え? 今までNGOとかに言われて来なかったの?」と思うかは人によると思う。
↓そのへんについて、記事の一部が参考になる。
Apple is the only major technology company to audit its supply chain and publish the results. Of the suppliers that Apple visited last year “more than 40pc stated that Apple was the first company ever to have audited their facility for social responsibility compliance,” it said.
However, it does not name individual suppliers, which makes it impossible for outside scrutiny of the firms involved. By contrast, Dell and HP both publish lists of who they buy their components from.

HPとかDellは、下請けの名前リストを公開しているらしい。でも自社で下請けの監査はしてない。コンプライアンスは外部任せ、という感じ。
アップルは、下請けの名前リストを公開しない。でもサプライチェーンを監査して公開している。内部でしっかりやる代わりに、外部チェックは拒否する感じ。(最近変化あり。追記参照)

とにかく、一年前の記事は、アップルの問題をアップル自身が糾弾する、という構造になっている。



一方、今年のニュースもないのかなと思って検索すると結構出てきた。

↓これはガーディアンの記事。
China's Foxconn workers: from suicide threats to a trade union?
http://www.guardian.co.uk/commentisfree/2012/jan/16/foxconn-suicide-china-society

これはアップルに関する記事じゃないけど、
iPhoneとかの部品を作ってるFoxconnという企業についての記事。
工場労働者によるストライキが起こっているらしい。
もちろん、日本企業の下請け工場でも。

アップルのいい独裁に期待するんじゃなくて、
労働者自身がちゃんと声を挙げられるようになってきてるのかな。
なってきてるんだといいな。


追記:
アップルは下請けの名前を公開し、第三者の監査も受けるようにしたらしい。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1201/16/news027.html

まさか、秘密主義のアップルにこんなことができると思わなかった。
これが実際の下請けの改善につながってるのかまだ分からないけど、
ちゃんと改善されていくんだな、と希望を持てる結果にほっとした。

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