ラーメンと愛国 (講談社現代新書) 速水 健朗 講談社 2011-10-18 売り上げランキング : 63598 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
なんかさいきん読書ブログと化してる。
そんなつもりはないのに。。
ずっと気になってた本。
終わり方はなんだか面白くなったところで終わってしまって、あとがきの「本書には最終章が存在するはずだった」という文面がうらめしい。
いちばん最後のほうがいちばん印象的で、
それに、そもそもラーメンなんて、日本の伝統と関係がない。しかし、それはラーメンを支持する者たち、もしくはラーメン業界の人間たちを批判するやり方としては無効である。という一節が、なるほどなーと思った。
ラーメンが日本の伝統か、と聞かれれば、それは違う、と答えるけど、
日本といえばラーメン、と言われてまんざらでもない、
みたいな。
どっかで嘘だと気付いていながら、
「それは言わない約束でしょ」という雰囲気に言い出せないし、
言っても無駄だし言わないし、
みたいなことは結構身に覚えがある。
つっこみどころ満載なのに誰も表立ってつっこめないとき、
というのがそれが文化かどうかの判断基準な気さえしてきた。
なんて、これは誰かにつっこんで欲しくて言ってるねんけど。
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