河川の管理と空間利用―川はだれのものか、どうつき合うか 吉川 勝秀 鹿島出版会 2009-09 売り上げランキング : 245612 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
お世話になっている日大の教授の本。
河川の管理と利用に関する教科書的なの。
だけど、「利用」のことが主になっている気がする。
今まで、「河川整備」に関する本は見たことあるけど、
タイトルにあるような「空間利用」に関する本はほとんどない。
と、この本に書いてあるし、
俺も出会ったことがない。
(もしおすすめがあれば教えてください!)
河川の空間利用は、
河川計画と都市計画が重なる部分で、
その両方をわかる人はあんまりいない。
河川敷地を利用するためには、治水や公共の利益とかに配慮したルールがあって、
(具体的には「河川敷地占用許可準則」「河川管理施設等構造令」「河川環境管理基本計画」など)
それを逸脱することはできない。
なのに、そのルールを理解しない政治家や意見団体が圧力をかけてくる、という。
この本の筆者は、元建設省のひとで、
あまり具体的には書いてないけど、
また、行政担当者に圧力をかけるなど、危険を伴う神聖に関する打ち合わせ・協議は、隔離された場所で行なうべきでなく、多くの行政担当者がいる場所で行なう、場合により警察官の立ち合いを依頼することもあってよいであろう。
とかって書いてあるから、
相当タフな場面もあるんだろうな。
防災のことに関する記述がやや散漫な気がするけど、
空間利用についてここまでまとまってる本はなかなかない。
うちの指導教官から借りたけど、自分でも買おうかな。
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