2010年11月3日水曜日

わたしの長所(2)

【前回までのあらすじ】
親父との壮絶な死闘の末、安寧を取り戻した世界。しかし、その平和も長くは続かなかった。平和ボケした主人公に、大怪獣シューカツの魔の手が迫る!

みたいな感じの、

青春熱血冒険ファンタジーな路線で、
闘いを忌みながらも闘わないといけない現実に葛藤しつつ、
毎回、強敵との闘いに死線を彷徨いながらも勝利、
徐々に成長しながら冒険を続けてゆき、
最終的には「ひとつなぎの大秘宝(ワタシノチョウショ)」を手に入れる。

「海賊王に、俺はなる!」

というような、
どこかで聞いたことある感じに茶番劇を続けることもまあ可能だったけど、
果たしてこれは、めんどくさそう。
まじで。
ということでやめときます。

じゃあ端的にいって俺の長所はなにかというと、
悩むことかなー、と最近思う。


ざっくりむりやり言ってしまうと、
人間のあらゆる行動は、
「悩む→答えを出す」というプロセスの中に位置付けられて、
そのどっちかを、あるいはどちらもを肩代わりすることが
価値の源泉なんじゃないだろうか。
とかって思う。


たとえば、ものづくりなんていうのは、
答えを出すのが仕事だ。
成果物のない職人が金を稼げるはずがなく、
製品という答えが価値を持つ。

一方、報道とかっていうのは、悩むのが仕事だ。
「こうすればいい」なんていうことは少なくて、
「こういうのもあってこういう意見もあって、もうどうすればいいかわかんないよ。
こっからは自分で考えて答えを出してね」
的な、葛藤はそこそこ整理されてニュースになって、
金と引き換えに買われてゆく。


なんかそんな感じで、
「あなたの悩み、代行します」
と看板に標榜する仕事、なんかないかな。
天職だと思うんですけど。


しかし、一生悩んでだけいればいいわけではなく、
答えを出さないといけない局面が、ままある。
例えば、就活がそうで、
どんな仕事をしないのかという答えを出さないといけない。


うーん、悩ましい。。

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