http://www.barks.jp/news/?id=1000045772
トレント・レズナーが怒っている。
It's difficult for me to imagine anything more profoundly insulting, demeaning and enraging than discovering music you've put your heart and soul into creating has been used for purposes of torture.
If there are any legal options that can be realistically taken they will be aggressively pursued, with any potential monetary gains donated to human rights charities.
Thank GOD this country has appeared to side with reason and we can put the Bush administration's reign of power, greed, lawlessness and madness behind us.
Trent Reznor
(nin.comより)
悪名高いグアンタナモ基地で、
Nine Inch NailsやRage Against the Machineとかの音楽を大音量で流すという拷問が行われていた。
これはでも、イラク戦争中にも、アメリカ軍が街に立てこもる敵兵相手にそういう音楽を大音量で流した、というニュースを見たことがある。
ひどいことをする。
Nine Inch Nailsの音楽は、確かに拷問の様ではあるが、拷問ではない。
もちろん、拷問のようであるかどうかはそのひとがどんな音楽が好きかにもよるが、音楽は、聴く人の心を代弁するものであればこそ、心に響く。
俺がNINの音楽を聴いたのは「Wish」が初めてだった気がする。
Nine Inch Nails - Wish: Live, DTS 5.1 Surround Version(Youtube)
http://www.youtube.com/watch?v=RRyshAQ1r80
拷問のような爆音、
拷問のような英語攻め。
その中盤にかすかに、けれど確かに聞き取れるフレーズがある。
I hate everyone.
と、そのこわもてのおっさんは歌っていた。
ああそうか。
これはみんなのことが嫌いなひとの歌なんだ。
世界を憎んでる歌なんだ。
俺はNINが好きになった。
拷問とは、この音楽ではない。
これは、この世界を生きるというつらい拷問にかけられている人間の叫びだ。
それを拷問に使うというのは、どういう皮肉か。
拷問の拡大再生産。
この世界をどんどん生きにくくして、
未来も見えず、
人類はいったいどこへ向かうのか。
それは、拷問によく似ている。
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