アメリカ大陸の味の体系がよくわからない。
レシピ化されたものは、
確かにそれさえ見れば簡単に作れるけれど、
その背景にある食文化はよくわからない。
例えば、「スパイスは適量で」みたいな風に書いてあることも多くて、
適量がどんなくらいかを知るには、レシピひとつだけでは心もとない。
そんなとき、いろんなレシピを見比べて使われてる食材を見たりする。
どの材料が同じか、どの材料が同じじゃないか。
不整合は時に整合よりも雄弁になる。みたいなことが村上春樹の「アンダーグラウンド」に書いてあったっけ。
とか思うと、クックパッドをサーフィンするのは、
研究で先行論文のレビューをするのに似てる気がしてきた。
料理のレシピを知りたいというより、
背景にある食の文脈を知りたい。
点でなく線を、面を知りたい。
でも、ひとえに「タコス」と名前がついていても、
メキシコ人がつくるタコスと、
日本人がつくるタコスとは、
乗っかっている食文化がまるで別物だったりする。
このふたつを比較してしまうと、
なんかおかしなことにならない?
ほんとのタコスはどこ?
そもそも「ほんと」ってなに?
ほんとなんてほんとにあるの?
みたいなシュールな悩みを抱えつつ、タコスをつくってみた。
そんな悩むほど料理うまくないのにね。おこがましい。
以下、自分用メモです。
うろ覚えなのであんまりアテにしないでください。
↓この辺を見つつ。
http://cookpad.com/recipe/1063743
http://cookpad.com/recipe/738552
http://www.recipe.nestle.co.jp/recipe/800_899/00840
合い挽き肉 500g
タマネギ 1個
にんじん 小さめのを2本
トマト 1個
にんにく 2片
オリーブオイル 適量
チリペッパー(チリパウダーじゃなくて) 適量
パプリカ 適量
クミン 適量
ナツメグ 適量
マギー 無添加コンソメ 2本
(たぶん、
チリペッパー:パプリカ:クミン:ナツメグ
=4:2:2:1くらい?)
1. にんにく、タマネギ、にんじんをみじん切りにする。トマトも細かく角切りにする。
2. にんにくを炒める。
3. 肉を入れて色が変わるまで炒める。
4. タマネギ、にんじんを入れて炒める。
5. タマネギが少し透き通ったらトマトを入れて軽く炒める。
6. 水1/2カップを入れて、スパイスを入れて煮込む。水気がなくなってくれば完成。
【反省】
・たぶん、トマトをもっと入れて、オレガノを入れるべきだった。
・水はトマトの水分で十分だったかも。煮詰めるのに時間かかった。
・スパイスから作るという意地を張らず、チリソースか、チリペッパーを使ってもよかったかも。
・辛みのスパイスをもう一種類増やせたらよかったかも。ハバネロペッパーとかハラペーニョ的なの。どっか売ってるかな。
追記:
あ、これは肉の部分だけです。
トルティーヤに、これとレタスとサルサソースと、
あとトマトとかアボカドとかチーズとか。
適当にはさんで食べる感じ。
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