2009年3月31日火曜日

タワレコで6時間

朝に用事が終わって、夜まですることがない。
そんなとき、あなたは何をしますか?
俺は、日々変わっていく音楽シーンに追いつくためにタワレコで試聴しまくる。
とかいって、ぜんぜん追いつけないけど。
たかが6時間でシーンに追いつこうなどと、こざかしい。


まあとにかくやることがなくてずっとCDを聴いていた。
せっかくなので思い出せるままに羅列してみる。

Pablo Haney - Radiohead

これは通常版ではなくて、日本未発表曲集がついた再発版。

ちょっといらっときた。
Radioheadに、ではなくて、
契約が切れたからって必死に再発版を発売しまくる東芝EMIに。


3 Cities - Bombay Dub Orchestra

インドのダブバンド。
ダブってなんなのかよくわからない。
とりあえずこれはいい。インドの才能。
まるで映画音楽のようなクオリティー。インドに行きたくなる。


Fandorf - Hauschka

ドイツはデュッセルドルフのプリペアドピアノ使い。
非の打ち所がない。
とかって思ってたけど、ずっと聴いてると飽きてくる。

さすがに6時間音楽の海の中で泳いでいると、耳が疲弊する。
たまに聴きたい。


Mothertongue - Nico Muhly

聴いたけど、あんまり印象に残っていない。
なんかテクニカルなサンプリングだった気がする。
人の会話がメロディーになる。
その才能はたぶん唯一無二だ。
でもテクニカルすぎて聞きづらい。


Antidotes - Foals

踊れるロック。サイケな感じ。
前聴いた時はめっちゃ微妙だったけど、
こういうのもいいかも、と思った。
でもなんかまだ発展途上な感じがする。


Nights Out - Metoronomy

きのう聴いた中で2番目に良かった。
Snoozer誌で2008年ベストダンスアルバム。
俺はいままでこのバンドの存在すら知らなかったけど。

サンプリングも電子音もヴォーカルも。
有機的に絡み合って。
ダンスミュージックとフォークトロニカの境界が曖昧になっていっている。
音楽がどんどん自由になっていく。


Hymn To The Immortal Wind - MONO

日本人のインストバンド。
静寂を大事にする感じ。
なんか日本人っぽいな、と思った。
NujabesとかNomakとかもいいけど、もっとこっちが有名になればいいのに。


5 Dec. - kashiwa daisuke

あれ、kashiwa daisukeってこんな感じだっけ?
なんかよくわからない。もっとよかった感じがするのに。
音響派過ぎて聞きづらかった。


Immolate Yourself - Telefon Tel Aviv

このバンドどこのひとなのかなーと思って調べてみると、シカゴって書いてあった。
そう言われるとそんな気がする。
安定した電子音。
さすがシカゴ。みたいな。

でもなんか物足りない。完成しすぎていて。
もっと若さとかノイズとか。
なにが足りないのかはよくわからないけど。


Merriweather Post Pavilion - Animal Collective

Fatcat Records所属のエレクトロニカ、フォークトロニカのバンド。

Fatcatに外れはない。
と思ってたけど、うーん。。
音を重ねればいいってもんじゃないでしょ。
というのが正直な感想。
Animal Collectiveは前はもっとミニマルな感じで、そっちの方が好きだった。


Sweaty Psalms - Klive

アイスランド出身。
確かに、そういえばMúmとかそういうアイスランド系の香りがする。
ちょっと実験的すぎて、タワレコの中にいすぎた俺にはつらかったけど、もっと心に余裕があるときに聴いたらなんかふわふわする世界観に浸れる気がした。

とりあえずヘッドフォン向きの曲ではなかった。
でもアイスランド好きだし許す。


Grace/Wastelands - Peter Doherty

ダーティーなロックンローラー。

みたいな雰囲気でうってるバンドに俺はぜんぜん興味がなくて、正直ドハーティーもそういう系だと思っていた。問題児、問題児っていう評価しか聞いたことがないし。
でも聴いてみたら意外とシブい感じの音を鳴らしていた。
いい感じ。


Volta Masters At Work - Volta Masters

戦場のメリークリスマスとかドラクエとか千と千尋とかの曲をヒップホップ(これはジャズ?)に仕立てた曲集。
おしゃれな感じ。


とうめいな時間 - とうめいロボ

昨日聴いた中でだんとつナンバーワン。
心に響いた。
衝動買いした。

「糸電話に話しかけるように歌う」がコンセプトの女性SSW。
小声なようでいて遠くまで届くような声。
懐かしくて切ないメロディー。
よくわからないようで、ときどき鋭くて優しい歌詞。
日本にこんな才能が残ってたのか、と思った。
いままで名前は聞いたことあったけど、どうせロボってついてるしダフトパンクみたいなんやろ。と思い込んでいて。

そんな不勉強を恥じた6時間だった。
音楽の海は果てしない。

↓とうめいロボの曲

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