2009年8月2日日曜日

過去問をやってみた。

俺はまだ本気出してないだけ。


というタイトルのマンガがあったけど、
気がつけばもう院試まで一ヶ月を切っている。
そろそろ本気を出そう。

何を隠そう、俺はいま、
研究計画書を根本から揺るがすツッコミをもらった焦りと、
世界子ども水フォーラムフォローアップ(この報告は後日書きます)で子どもたちのすごさを見て、俺もがんばろうというやる気とに、
溢れている。

そろそろ本気を出そう。
言い訳とかじゃなくて。


ということで、
とりあえず過去問を少しやったみた。
その駄文をさらけ出すので、なんか意見ください。
院試の小論文はこの参考書いいよ、みたいなのもあれば教えて!
(注:内容は間違いだらけかも。あんまり信じないで読んでください。。)


問)以下は、国際協力に関する理解力・洞察力を問う問題である。(A1)、(A2)の両方の設問に答えなさい。(50分)

(A1)
貧困に対して国際協力という手段を用いて対処することには賛成論と反対論がある。それぞれの立場の主要な論点を示した上で、この問題に関するあなた自身の見解を述べよ。


国際協力による貧困解決への賛成論は、主に3つある。
ひとつは、貧困問題は主に発展途上国で起こっていて、当事者である政府にはそれらの問題に十分な対策を打つ財政的、組織的な体力がないことが多い。よって、そうした問題を解決できる能力・余力のある先進国の関与が必要である、という考えもある。
もうひとつに、そもそも途上国には「貧困」を認識するのに困難があり、「国際正義」という外からの観点で何が是正されるべきなのか指摘する必要がある、ということもある。
また、そうしてある国の貧困問題を解消することは、援助国と被援助国の友好や、世界の金融的、政治的、軍事的安定を増進することにつながる。国際協力は援助される国だけでなく、援助する側の国や世界にも利益をもたらす、という考えもあげられる。
一方で、重要な反対論もある。
ひとつには、貧困問題はあくまで国内問題であって、過度な介入はその国が自ら貧困を解決する力を損なう、という意見がある。
また、上に「国際正義」という言葉を使ったが、そもそも何が正義かといった価値観は国や地域で違って、国際協力は単なる価値観やイデオロギーの押し付けにつながらないか、という懸念もある。
さらには、はたして援助によって得られる便益はどれほどのものなのか、という疑問も提起される。自国の税金といった財源を、ほんとうに自国にとってメリットがあるかわからない、他国への国際協力へ使うことへの不安があるからだ。
以上のように、国際協力への賛否両論ぐあいは激しいものがあるが、私個人の意見としては、国際協力という手段による貧困解決には賛成である。
そのひとつには、アクターが多様化してきたことが挙げられる。以前は「国と国」という単位での考えが主流であり、国益や国の思惑といったことを強く意識しなければならなかった。しかし現在では、NGOが政府を飛び越して(時には政府の意に反して)現地支援に乗り出すことも増えてきたし、援助を受ける人々も、インターネットなどの情報革命でそうした個人ベースの支援を知り、それを望むようになってきた。グローバル化する世界の仲で、国際協力は強く必要とされるようになってきている。
以上が、私が貧困問題への国際協力による対処に賛成する理由である。



(A2)
国際公共財の中には、何かの目的を達成するために設けられたものがある。このような国際公共財の具体例を二つ挙げ、それぞれについてその目的と効果的に機能しているか否かについてその理由とともに簡潔に説明せよ。


国際公共財には例えば、国連やWTOなどが挙げられる。ここでは、この2つについて取り合げ、論じてみたい。
国連は、2つの世界大戦を経た苦い経験から、「集団安全保障」という概念で世界の秩序を守るために設立された。集団安全保障とは、集団で決めたルールを守らずに秩序を乱している、とみなされる国に対して、集団でせいさいを加えることによる安全保障の形式である。国連が機能していたのかというと、確かに結果だけを見ると、設立以後世界大戦は起こっていないが、90年代までは冷戦による東西の勢力均衡に寄って秩序が保たれていたに過ぎなかったことや、イラク戦争などに見られるようにアメリカなどの大国がルールを乱してもなすすべがなかったことなど、「機能していた」とは言い切れない部分がある。また、近年はテロなど、軍事更衣の主体が国家以外も含まれるようになったことなども、国連の意義に見直しを迫っている。
WTOは、GATT後に、世界の自由で対等な貿易のルールをつくるために設立され、20年以上そのルールについての話し合いが続いている。WTOによって、輸入制限撤廃や関税の引き下げが(賛否両論あるにしても)進められてきた点は、WTOの機能として評価されてしかるべきだ。しかし、近年は農業交渉などを中心に議論が行き詰まりを見せ始め、FTAというかたちで二国間の交渉が進んでいる。こらは、WTOの当初の目的、世界の自由で対等な貿易、という点からは少し外れるのかもしれない。



【反省点】
・1も2も、あんまりはっきり問いに対する適切な答えの形になっていない。 → 「私は賛成です。なぜなら〜」みたいな定型文を覚える。
・WTOが「20年以上」とかの事実誤認 → 勉強する。うろ覚えな知識は出さない。
・漢字が思いつかない、間違う → あきらめる?(笑)

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