2009年4月25日土曜日

日本の意地、本の意地

グーグルの書籍サービス、作家ら174人が和解案拒否(NIKKEI NET)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20090425AT1G2500P25042009.html

Googleが、絶版の書籍を、著作者に許可なくスキャンして一部公開したことで、著作者が怒っていた問題。アメリカでは日本の著作物は手に入りにくいから、勝手に「絶版」とされってしまうる可能性もある。アメリカでは著作権者とGoogleは、Googleが収益の63%を支払うことで和解して、日本の著作権者がそれを受け入れるかどうか、判断を迫られていた。

答えは、ノーだった。

「米国の作家らとの和解が、日本の作家に一方的に押しつけられるのは認められない」

みたいな感じのことを言ってるらしい。

63%は、Googleにとって赤字覚悟とも言える数字で、決して低いわけではない。
問題は、この数字が妥当かではなくて、それを決める過程が妥当だったか、という部分だ。
和解したのはアメリカだけでやってた話で、なぜそれに日本が従わないといけないのか、という、プライド。
ここで引き下がっては、ますますグローバル化する世界の中で、生きていくことはできない。
そういう覚悟でやっている。
としたらカッコいいけど、そんなのじゃなくて、ただの意地っ張りなだけのかもしれない。

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