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買ってしまった。
Massive Attackの新作「Heligoland」
Massive Attackをあんまりちゃんと聞いたことはない。
初めて聴いたときは高校生で、
そのときの狭い音楽性の俺の耳には
なんかぶっとい声でおっさんが唸ってるだけにしか聞こえなくて、
以来、5年くらい聴いていない。
まあていうか、
俺が音楽を聴き始めてからリアルタイムでマッシヴが活躍してたことってないよね。
去年、名曲「Teardrop」を知って、
「Mezzanine」を借りたけど、
最もロック色が強いというこのアルバムでもTeardrop以外は正直あんまり耳に合わなかった。
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でも今回のアルバムは、すごく聴きやすい。
もう「Massive」でも「Attack」でもなくて、
ミニマルで、とげのない音楽になっている。
象徴的だなと思ったのは、
アルバムの9曲目、「Saturday Come Slow」という曲。
BlurのヴォーカルDamon Albernがフィーチャーされているけど、
これがBlurの曲だと言われてもなんかそれはそれで納得しそうな出来だ。
思えば、BlurとMassive Attackは同じところを別々のところから目指していたような気がする。
Blurはポップから徐々に民族音楽やブラックミュージックを取り入れていって、
Massive Attackはヒップホップから、ポストロックとかエレクトロニカに歩み寄っていって、
このアルバムがひとつの邂逅点になっている。
ジャンルがどうとか、そういうのを飛び越えた音楽を奏でている。
巷では、
いつもの重厚さが足りないとか、
3人だった頃の方がよかったとか、
そういう意見もあるけど、それは確かにそうなんだろう。
時代が音を塗り重ねたような重厚さを求めてないのもあるかもしれないし、
ほとんど3Dがひとりでつくりあげてるというのもあるかもしれない。
とにかく、
昔のMassive Attackとは違うようになって、
だから俺は好きになったし、
逆に嫌いになる人もいるし。
それはそれでいい。
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