2010年2月5日金曜日

夜の朝青龍

卒論明日で終わるかなー、
徹夜したくないな。


なんて思いながら、気分転換にブログ書きます。朝青龍の話。


卒論で引きこもってると、
「えっ、いつの間に?」
みたいなことがいっぱいある。
ちょっと目をはなすと、
世間というやつは全力で俺から離れようとする。
まったく、油断も隙もない。


朝青龍の引退もそうだ。
めっちゃ急な気がした。


朝青龍は、妬ましいまでに強いから嫌いだったけど、
引退に追い込まれる弱い朝青龍を見てると、
なんだか好きになってしまう。


去年の末、「パブリック・エネミー」という映画を見たけど、
なんかそういう、ギャング映画を見てる感じがする。


主人公はワルっぷりに嫌気が差しつつ、
それでも、
つらい状況に追い込まれてるのを見るとつい感情移入してしまう。

人間は結局、
強さに憧れ、
弱さに共感する。

でも、相撲においては「弱さ」は許されない。
弱くなった力士は、言葉で、雰囲気で、引退を迫られる。
千代大海も結局引退してしまった。
相撲は、そうして「弱さ」を切り捨てていくことで強くあり続ける。
強さは弱さに怯える。
まあスポーツってそういうものか。


朝青龍が魅力的なのは、
強いからじゃなくて、
むしろ弱いからじゃないだろうか。人間的に。
サッカーしたくなったらサッカーしてしまう。
酒のみたくなったら飲んで呑まれてしまう。

そして、
そういう弱さにばっか目がいってしまう俺。
弱い。

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