スラム街出身の青年がインド版「クイズ$ミリオネア」に出て、
インド版みのもんたのプレッシャーを受けつつも正解を重ねていく。
問題に関連して過去の回想シーンが挟まれ、徐々に彼の平坦ではない素性がわかっていく。
で、最後はインド映画っぽく踊る、という話。
結論から言うと、普通におもしろい。
まだ観てないひとは観た方がいい、とみんな言うけど、その通りだと思う。
まだ観てないならいますぐ映画館に直行した方がいい。
でもこれを観たからって、インドがわかるとかそういうものではない気がする。
別にボンベイに行きたくなるわけではないし、
帰りにカレーを食べたくなるわけじゃない。
インドを舞台にしてるけど、
インドについての映画ではない。
まあ、だから普通におもしろいんだと思う。
話は変わって、
内容もさることながら、音楽がすばらしい。
アカデミー作曲賞と歌曲賞をとったこの映画の音楽は、
A.R.ラフマーンというインドの有名な作曲家が担当している。
あの有名な(俺は観たことないけど)「踊るマハラジャ」もラフマーンが音楽を担当していた。
インドっぽく、でも現代音楽っぽく。
とにかく、映画を見る時は音楽にも耳を傾けて欲しい。
インドには民族も文化も色々あるから、音楽もいろいろあるみたい。
ラフマーンは、タミル系のひと。
もともとタミル語映画のサントラをつくっていたそうだ。
便乗して紹介すると、
最近はASIAN DUB FOUNDATIONにはまっている。
↓ここで試聴できる。
ASIAN DUB FOUNDATION
エイジアン・ダブ・ファウンデイション(Asian Dub Foundation)は、イギリス出身のエレクトロニカ/ダンス系音楽グループである。在英のインド・バングラデシュ系のメンバーによって構成されている。略称は「ADF」。
エスニックなアジア音楽を取り入れたブレイクビーツに乗せて、辛らつな社会風刺や政治批判のメッセージを発信するスタイルを持つ。ダブを基調としつつ、バングラビートやジャングル、レゲエにヒップホップ、さらにパンク・ロックまで幅広い音楽性をクロスオーバーさせた「無国籍」なサウンドは、しばしば『ミクスチャー・ダブ』などという言葉で語られることになる。(Wikipedia)
と書いてあるけど、調べてみると「インド・バングラデシュ系」という部分は間違いで「インド・パキスタン系」のような気がする。
ADFは「バングラ」という音楽のジャンルを広めたことで有名で、たぶんそれで「バングラデシュ」と書いたんだと思うけれど、バングラは、パンジャーブ地方(インド・パキスタンが接してるところ)の音楽で、バングラデシュとは関係ない(たぶん)。
カタカナにするとわからないけど、
Bhangra
と
Bangladesh
で発音も違う。
でも日本語では、バングラデシュっていうのバングラって縮めたりするよね?
うーん…ややこしいなー。
とはいえ俺もインド音楽をよく知らないのでよくわからない。
インド音楽の中にどういうジャンルがあるのか、
そもそも「インド音楽」ってひとまとめにできるのか、
詳しいひとがいたら教えてください!
あともうひとつ。
↓映画の舞台になってるボンベイ(ムンバイ)のバンド。
Bombay Dub Orchestra
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