悩んでいる人はおそらく、以下の2つに悩んでいる。
1) 悩ましい現実
2) 自分が悩んでいるという事実
悩んでいる人にどう接すればいいか。
模範解答のひとつは、
「悩むな」と言ってみること。
それは、悩ましい現実が本当に悩ましいのかの再考を促し、
結果として「あ、よく考えればそんなに悩むほどじゃなかったかも」
という気付きを与えるきっかけになる。
そんな、悩みのリストラクチャリング。
しかし一方で、
自分が悩んでいることそれ自体に悩んでいる人に軽々しく「悩むな」と言うのは、
「あ、悩んではいけないんだ。悩んでる俺ってダメなんだ」
と自己否定に陥らせる危険性を孕んでいる。
「悩むな」と言われたとき、
俺の心はどっちかというと後者のように反応する。
たいがい悩みの内容は些末なもので、それは指摘されるまでもなくわかっている。
でもじゃあ、なぜそんな大したことないことに悩んでいるのか、という疑問が浮かぶ。
それを自分に問いただしたところで、答えは出ない。
答えのない自問。
ほら、悩みのいっちょあがりだ。
じゃあ翻って、俺は悩んでいるひとにどう接しているのか。
うーん、たぶんだけど、
困ったらとりあえず「悩むな」と言っている気がする(笑)。
3 件のコメント:
「悩め!」って言われたことがあって、えーと思って、それですっきりするわけもなかったけど、ありかなーと思った。
結局のところ、悩む時はなんといわれても悩みが解決するわけじゃないし。何か言われて解決したと思うほうが危険だし。
できるのは、聞いてあげるのと。
あとはそんなに深刻じゃないってこと。あなたが考えるほどに、あなたは周りにシンコクな影響を与えているわけでもないし、あなたが深刻だと考える事柄、つまりとても意味があると思っている事柄は、実はたいした意味があるわけもないとも言えて、したがってそれがどうなろうと、実は深刻なことでもない。という態度と。
で、冒頭のに戻ると、でも人間はそうやって悩んで生きている者だし、そうやって考えていることは、きっと意味のあることだ、だから、
「もっと悩め」というのはありかと。
そうそう、「悩め!」というのが俺の中で一番しっくり来る言葉です◎
まあひとによるのかな、と思いますけど。
そういえば、
某団体の前々前代表の悩み相談のときに、ここで書いたようなことを言いました。
俺も同じように悩んで、それは今よかったと思ってるよ、とは言ったけど・・
彼女はやめちゃいましたね。
他の言い方もあったかな-、と思うときがあります。
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